GIFバナーの作り方|動くバナーを作る5つの手順と媒体別の容量規定
静止画のバナーで数字が伸び悩むと、「動かしたら目を引けるのでは」と考えます。そこで出てくるのがGIFバナーです。ただ、いざGIFバナーの作り方を調べ始めると、タイムラインの操作でつまずく、容量が重くて入稿で弾かれる、そもそも出したい媒体がGIFに対応していない、といった場所で止まりがちです。
この記事では、GIFバナーの作り方を、Photoshopでの制作手順から書き出しまで5つのステップでまとめました。先に押さえておきたいGoogle広告の規定(150KB・30秒・5fps未満)と、媒体ごとのGIF対応早見表も載せています。上から順に進めれば、動くバナーを1枚、入稿できる状態まで持っていけます。
この記事でわかること
- GIFバナーが向く場面と、動画との使い分け
- GDN・YDA・SNSの媒体別GIF対応早見表
- Photoshopで動くバナーを作る5手順
- 容量を150KBに収める5つのコツ
- GIFバナーで成果を出すデザインの考え方
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GIFバナーとは|動きで目を引く画像形式のバナー

GIFバナーとは、複数のコマをパラパラ漫画のように切り替えて、動きを付けた画像バナーのことです。1枚の静止画では伝えきれない「前後の変化」や「複数の訴求」を、1枠のなかで見せられます。
GIFには向き不向きがあります。GIFで表現できる色は256色まで、という制限があるためです。写真の階調をなめらかに見せる用途には弱く、グラデーションの多いデザインは色が荒れやすくなります。一方で、ロゴの登場・価格の切り替え・矢印の動きといった、色数の少ないシンプルな動きは得意です。
静止画・GIF・動画の使い分け

動きを付ける手段はGIFだけではありません。用途で選びます。
| 形式 | 向いている場面 | 主な出し先 |
|---|---|---|
| 静止画 | 1つの訴求を確実に伝える | 全媒体 |
| GIF | 色数の少ない動き・複数の訴求の切り替え | Googleディスプレイ(GDN) |
| 動画(MP4) | 情報量の多い動き・音あり・SNSフィード | Meta・TikTok・X・YouTube |
SNSのフィード面で動かしたいなら、GIFより短尺動画(MP4)が実務の定番です。GIFが主役になるのは、Googleディスプレイネットワーク(GDN)のような、アップロード型の画像広告枠だと考えておくと迷いません。
GIFバナーを作る前に|媒体ごとの規定を押さえる

作り方の前に、出し先の規定を確認します。ここを飛ばすと、せっかく作ったGIFが入稿で弾かれます。特にGoogleは数値が明確です。
Google広告のアップロード広告では、アニメーションGIFに次の規定があります(Google広告ヘルプ)。
- ファイルサイズ: 最大150KB(アニメーション・静止画とも同じ上限)
- 再生時間: 30秒以下(ループは可。ただし30秒で停止させる)
- フレームレート: 毎秒5フレーム未満
- 対応形式: GIF / JPG / PNG
150KBという上限は、静止画より厳しく感じる場面があります。コマ数が増えるほどGIFは重くなるためです。なお、より大きく作りたい場合はHTML5広告という選択肢もありますが、こちらは上限600KBで、利用にアカウントの資格要件があります(Google広告ヘルプ)。まず動くバナーを試すなら、150KBのGIFから入るのが現実的です。
媒体別GIF対応早見表

GIFがそのまま使えるかは媒体で分かれます。
| 媒体 | GIF対応 | 動かすときの基本 |
|---|---|---|
| GDN(Googleディスプレイ) | ○ | GIF(150KB・30秒・5fps未満) |
| レスポンシブディスプレイ広告 | × | 静止画を複数入稿しGoogleが最適化 |
| YDA(Yahoo!ディスプレイ) | × | JPG / PNGの静止画で入稿 |
| Meta(Facebook / Instagram) | △ | フィードは短尺動画(MP4)が定番 |
| TikTok・X | △ | 縦型・短尺動画が中心 |
YDAはGIFに対応していないため、Yahoo!面で動かしたい訴求は静止画で設計し直すか、別の見せ方を考えます(Yahoo!広告ヘルプ)。媒体ごとのサイズそのものは「広告バナーサイズの早見表」にまとめています。
GIFバナーの作り方|Photoshopで作る5手順

ここからは、GIFバナーの作り方を手順で見ていきます。PhotoshopでのGIFバナーの作り方には「フレームアニメーション」と「ビデオタイムライン」の2方式があり、コマ送りの単純な動きならフレームアニメーションが扱いやすいです(Adobe公式)。
手順1|バナーの実寸でドキュメントを作る

出し先のサイズで新規ドキュメントを作ります。GDNの主力なら300×250、728×90、320×50あたりです。カラーモードはWeb用のRGB、解像度は72ppiにします。この最初のサイズ設定を固めておくと、あとの作業が速くなります。
手順2|コマごとにレイヤーを用意する

動きの各コマを、別々のレイヤーとして重ねて作ります。「価格が切り替わる」なら、価格Aのレイヤーと価格Bのレイヤーを分ける、という具合です。既存の画像から作るときは、「ファイル → スクリプト → ファイルをレイヤーとして読み込み」でまとめて取り込めます(CAD-KENKYUJO)。
手順3|タイムラインでフレームに変換する

「ウィンドウ → タイムライン」を開き、中央の「フレームアニメーションを作成」を選びます。ビデオタイムラインが表示されている場合は、矢印から切り替えます。次にパネルメニューの「レイヤーからフレームを作成」を選ぶと、各レイヤーがコマとして並びます(Adobe公式)。
手順4|表示秒数とループを設定する

各フレームの表示時間(秒数)を決めます。切り替えが速すぎると読めないので、文字を見せるコマは長めにします。ループ回数は「無限」「1回」「回数指定」から選べます。ここで、前述の「30秒以内」「5fps未満」に収まっているかを意識します。再生ボタンでプレビューし、動きが読めるかを目で確認します。
手順5|Web用に書き出して容量を150KBに収める

「ファイル → 書き出し → Web用に保存(従来)」でGIF形式を選び、書き出します。ここで表示されるファイルサイズが、入稿規定を満たすかの最終チェックになります。150KBを超えていたら、次章のコツで削ります。手順の詳しいキャプチャ感が欲しい方は、静止画版の「Photoshopバナーの作り方」も合わせて読むと流れがつかめます。
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容量が150KBを超えるときの5つの対処

GIFで最初につまずくのが容量です。150KBに収めるには、次の順で削ります。
- 色数を減らす — 「Web用に保存」で色数を256から128・64へ下げる。色数の少ないデザインほど効く
- フレーム数を抑える — コマを増やすほど重くなる。動きは必要最小限に
- 画像の実寸を見直す — 大きいサイズほど容量を食う。配信面に合った寸法にする
- ディザリングを下げる — 色の境目をなめらかにする処理。上げると容量が増える
- 損失圧縮(Lossy)を使う — さらに軽くなるが、上げすぎると画質が落ちる
実際の配信現場では、1本あたり20〜30KBといった厳しい上限を設ける媒体もあります(UX Planet)。「動かすほど重くなる」を前提に、動きを欲張らないのが容量対策の近道です。
GIFバナーで成果を出すデザインの考え方

GIFバナーの作り方そのものは手順で覚えられますが、動かせば当たるわけではありません。動きは目を引く手段であって、それ自体が訴求ではないからです。成果につなげるには、設計の順番が効きます。
- 動かす要素は1つに絞る — あちこち動くと視線が散る。見てほしい1点だけ動かす
- 最初のコマで内容が完結している — ループの切れ目や読み込み前は静止画として見られる。1コマ目だけで訴求が伝わる状態にする
- 誰に・何を言うかを先に決める — 動きの前に、ターゲットと訴求軸を決める。ここが土台になる
この「誰に・何を・どう伝えるか」を先に固める考え方は、動くバナーでも静止画でも変わりません。基本の流れは「バナー広告の作り方」で解説しています。
量産とサイズ展開はAIで短縮する

GIFバナーは、1枚作れたら終わりではありません。媒体ごとにサイズが違い(詳しくはバナーリサイズの方法)、訴求を複数試すほど必要枚数が増えます。手作業だと、この展開の工数が成果検証の足かせになります。
Taskyは、URLを入力するだけで訴求の設計からバナー生成までを自動化します。1枚あたり約45円〜、月180枚ペースで回せます(product.md)。静止画だけでなく動画フォーマットにも対応しているため、「GDNはGIF、SNSは動画」という媒体ごとの出し分けも、作り直さずに展開できます。
ベルフェイス株式会社では、広告制作を内製化してCPAを外注比1/3まで改善した実績があります(product.md)。制作がボトルネックでなくなると、動かす・動かさないを含めた検証そのものに時間を使えます。
よくある質問
Q1. GIFバナーはどうやって作りますか?
Photoshopを使ったGIFバナーの作り方は、コマをレイヤーで用意し、タイムラインで「レイヤーからフレームを作成」し、表示秒数とループを設定して「Web用に保存」でGIF書き出し、という流れです。本記事の5つの手順の通りに進めれば、1枚を入稿できる状態まで作れます。無料ツールやAIツールでも作成できます。
Q2. GIFバナーの容量はどれくらいに抑えるべきですか?
Google広告のアニメーションGIFは最大150KBです(Google広告ヘルプ)。配信面によっては20〜30KBといったさらに厳しい上限もあります。色数・フレーム数・実寸を削ると軽くできます。まずは出し先の規定を確認してください。
Q3. GIFと動画(MP4)はどちらを使うべきですか?
出し先で決めます。GoogleディスプレイならGIFが使えます。Meta・TikTok・XなどのSNSフィードは、GIFより短尺動画(MP4)が実務の定番です。色数の少ない単純な動きはGIF、情報量の多い動きや音を使うなら動画、という分け方が目安になります。
Q4. Google広告でGIFアニメーションは使えますか?
使えます。ただしアップロード広告(イメージ広告)での対応で、再生時間30秒以内・毎秒5フレーム未満・最大150KBという規定があります(Google広告ヘルプ)。レスポンシブディスプレイ広告はアニメーションGIFに対応していないため、静止画を複数入稿してGoogleに最適化を任せる形になります。
Q5. GIFバナーが動かない原因は何ですか?
よくあるのは、出し先がGIFに対応していない(YDAなど)、ループ設定が「1回」になっている、容量超過で静止画扱いになっている、の3つです。入稿前に媒体の対応形式と、ループ・容量の設定を確認してください。
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まとめ
GIFバナーの作り方のポイントを、最後に振り返ります。
- GIFバナーは色数の少ない単純な動きに向く — 写真の階調やグラデーションは苦手。動かす要素は1つに絞る
- 出し先の規定を先に確認する — GDNはGIF可(150KB・30秒・5fps未満)、YDAはGIF非対応、SNSフィードは短尺動画が定番
- 作り方はPhotoshopの5手順 — 実寸で作成 → コマをレイヤー化 → タイムラインでフレーム変換 → 秒数とループ設定 → Web用に書き出し
- 容量は色数・フレーム数・実寸で削る — 150KBに収まらなければ、まず色数とコマ数を見直す
- 量産とサイズ展開はAIで短縮できる — 媒体ごとのGIF・動画の出し分けも含めて自動化すると、検証に時間を使える
動くバナーのサイズ一覧から確認したい方は「広告バナーサイズの早見表」、静止画の制作手順は「Photoshopバナーの作り方」も参考にしてください。







