バナーのレイアウト9パターン|横長・正方形・縦長で変わる組み方とAIでの案出し

バナーの成果は、載せる要素を決めた後の「どこに置くか」で変わります。同じ写真と同じコピーでも、配置が違えば目に入る順番が変わり、クリックの数も動きます。

やっかいなのは、配置の正解がバナーの形で変わることです。横長・正方形・縦長では、見える面積も視線の動きも別物だからです。横長の定番をそのまま正方形に縮めると、文字がつぶれて読めなくなります。

この記事では、バナーレイアウトの基本を押さえたうえで、横長・正方形・縦長の3形状ごとに、よく使う配置を合計9パターンへ整理します。サイズ別の組み方と、視線の流れに沿った配置のコツ、AIで複数案を一度に出す手順までまとめました。

この記事でわかること

  • バナーレイアウトを決める3要素と、視線の流れ(Z・Fの法則)
  • 横長・正方形・縦長それぞれの配置パターン(合計9個)
  • 300×250やストーリーズなど、代表サイズでの組み方
  • レイアウトを崩さないための共通ルール(余白・コントラスト)
  • AIでレイアウト案を複数出す手順

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バナーレイアウトの基本|3要素と視線の流れ

バナーの3要素(主役メッセージ・ビジュアル・CTA)を優先順位の階層で示した概念図

どの形状でも、バナーに載せるのは「ビジュアル・コピー・CTA(行動喚起)」の3つです。レイアウトとは、この3つに優先順位をつけ、視線が流れる順番に並べる作業です。

3要素に優先順位をつける

主役を大きく脇役を小さく置き、サイズ差で優先順位を表した配置図

全部を目立たせると、どれも目立ちません。まず主役を1つ決めます。商品の見た目で売るなら写真、オファーで売るならコピーです。主役を大きく、残りは脇役として小さく添えます。

優先順位の基本は、「一番伝えたい1メッセージ → それを支えるビジュアル → 次の行動(CTA)」の順です。この順で視線が流れるように置きます。

視線の流れ(Z・Fの法則)で配置する

Zの法則とFの法則の視線の動きを2つの枠で対比した図

人の視線には、くせがあります。横書きの文化では、左上から右へ、そして下へと動きます。この動きを整理したのがZの法則とFの法則です。

Zの法則は、視線が左上→右上→左下→右下とZを描く動きです。情報が少ないバナーで当てはまりやすく、左上にロゴやキャッチ、中央に主役ビジュアル、右下にCTAを置くと流れに乗ります。

Fの法則は、文字情報が多いときに出やすい動きです。Nielsen Norman Groupのアイトラッキング調査では、上部を横に読み、少し下をまた横に読み、左端を縦にたどるF字の動きが確認されています。縦長で文章量の多いバナーは、見出しを左に揃えて上から下へ並べると読みやすくなります。

横長バナーの配置3パターン

横長バナーは横幅を使って左右で役割を分けられることを示した概観図

横長は、ディスプレイ広告でよく使う形です。代表サイズは728×90(リーダーボード)や300×250(レクタングル)。Google広告では300×250・728×90・336×280・160×600が在庫の多いサイズとされています(Google Ad Manager)。横幅がある分、左右で役割を分けやすいのが特徴です。

左右2分割(左ビジュアル・右コピー)

横長バナーを左右に分け、左にビジュアル・右にコピーとCTAを置いた配置図

画面を左右に分け、片側にビジュアル、もう片側にコピーとCTAを置くパターンです。視線が左から右へ流れるので、左に目を引く写真、右に読ませたい言葉と行動を置くと自然です。728×90のような横に細長いサイズで特に効きます。

中央寄せ・1行コピー(小サイズ向け)

小サイズの横長バナーで要素を横一列・中央寄せにした配置図

320×50のような小さいバナーは、要素を詰め込めません。ロゴと短いコピー、小さなボタンを横一列に並べ、中央に寄せます。言葉は1行、7〜12文字まで削るのが目安です。

左から右へ読ませる(変化を見せる)

横長バナーで左に現状・右に変化後を置き、矢印で変化を見せる配置図

ビフォーアフターや手順のように、順番に意味があるときは、左から右へ要素を並べます。横長は横移動の視線と相性がよく、左に「現状」、右に「変化後」を置くと、流れだけで違いが伝わります。

正方形バナーの配置3パターン

正方形バナーは中央に視線が集まりやすいことを示した概観図

正方形は、SNSのフィードで主役になる形です。InstagramやFacebookのフィードでは1080×1080が基本サイズとして使われます(Instagram広告サイズ解説)。上下左右のバランスが取りやすく、中央に視線が集まりやすいのが特徴です。

上下2分割(上ビジュアル・下コピー)

正方形バナーを上下に分け、上にビジュアル・下にコピーとCTAを置いた配置図

上半分にビジュアル、下半分にコピーとCTAを置く、最も安定したパターンです。写真とテキストの境界がはっきりするので、小さい表示でも情報が整理されて見えます。速くスクロールする相手でも、ひと目で何の広告か伝わります。

中央集中(日の丸構図)

正方形バナーの中央に主役を置き周囲に余白を取った日の丸構図の配置図

主役を中央にどんと置き、周りに余白を取る組み方です。商品単体やキャッチ1行で勝負するときに向きます。視線が中央に集まるぶん、要素を増やすと途端にうるさくなるので、載せるのは2〜3要素までにします。

全面ビジュアル+コピー重ね

全面ビジュアルの上に半透明の帯を敷き白文字を重ねた配置図

背景いっぱいに写真を敷き、その上にコピーを重ねるパターンです。世界観で引きつけたいときに強いですが、写真の上の文字は読みにくくなりがちです。文字の裏に半透明の帯を敷くか、暗い部分に白文字を置いて、コントラストを確保します。

ここまでのパターンを媒体ごとに手で組み直すのは手間がかかります。Taskyなら、1つのデザインから横長・正方形・縦長へマジックリサイズで展開でき、サイズ展開は追加クレジットだけで済みます。機能を見る。

縦長バナーの配置3パターン

縦長バナーは上から下へ時間差で情報を見せられることを示した概観図

縦長は、ストーリーズやリールなど全画面の面で使います。推奨は9:16で、1080×1920が標準です(Meta広告クリエイティブ解説)。縦に長いので、情報を上から下へ時間差で見せられます。

3分割サンドイッチ(上コピー・中ビジュアル・下CTA)

縦長バナーを上コピー・中ビジュアル・下CTAの3段に分けた配置図

画面を上・中・下の3段に分け、上に見出し、中央に主役ビジュアル、下にCTAを置きます。全画面で指が止まったとき、上から下へ自然に読み進められます。親指が届きやすい下部にボタンを置くのも、タップされやすくするコツです。

全画面背景+下部CTA

縦長バナーの全面を背景にし、下部にだけコピーとCTAを集めた配置図

写真や動画を全画面に敷き、下部にだけコピーとCTAを集める組み方です。没入感を出しつつ、行動は画面の下で促せます。背景が主役なので、文字は最小限に絞ります。

上から下へ読ませる(情報量が多いとき)

縦長バナーで左揃えの見出しと箇条書きを上から並べ最後にCTAを置いた配置図

料金やスペックなど伝える情報が多いときは、Fの法則を意識します。見出しを左に揃え、上から要点を箇条書きで並べ、最後にCTAで締めます。縦長は面積があるぶん、詰め込みすぎると読み飛ばされるので、1画面1メッセージを守ります。

レイアウトを崩さない3つの共通ルール

セーフゾーン・文字量・コントラストの3つの共通ルールを横並びで示した概観図

セーフゾーンを守る

ストーリーズのセーフゾーン(上部14%・下部35%・左右6%)を注意色で示し中央を安全エリアとした図

ストーリーズやリールは、上下にUIが重なります。Metaの解説では、上部14%・下部35%・左右6%にはロゴや文字を置かないよう示されています(Meta広告クリエイティブ解説)。この範囲に大事な要素を置くと、ボタンや時刻表示で隠れます。

サイズが変わったら文字量も変える

大きい枠は複数行・小さい枠は1行と、サイズで文字量を変えることを示した対比図

同じデザインを全サイズに使い回すと、小さいバナーで文字がつぶれます。大きい面は情報を足し、小さい面は1メッセージまで削る。サイズごとに文字量を調整するのが前提です。

コントラストと余白で迷子を防ぐ

コントラストが弱く詰まった枠と、主役がくっきり余白のある枠を対比した図

主役と背景の明暗差(コントラスト)が弱いと、何を見ればいいか分かりません。主役はくっきり、脇役は控えめに。要素の周りには余白を残し、視線の通り道をふさがないようにします。

AIでバナーレイアウトの案を出す手順

AIでバナーのレイアウト案を出す3ステップ(3要素を決める→形状サイズを選ぶ→複数案から選ぶ)のフロー図

レイアウトは、1案で決めずに複数出して比べるのが近道です。手で何パターンも作ると時間がかかりますが、AIを使うと、同じ素材から配置違いを一度に出せます。

  1. 載せる3要素(主役ビジュアル・コピー・CTA)を決める
  2. 形状(横長・正方形・縦長)と代表サイズを選ぶ
  3. 配置違いを複数出し、視線の流れが素直なものを選ぶ

Taskyは、商品ページのURLを入れるだけで、誰に・どの訴求で見せるかの設計から入り、形状ごとのバナーレイアウトまで作ります。制作単価は1枚あたり約45円から、月180枚以上を作れるので、配置のパターンを数多く試せます(product.md)。作った広告は「誰に・どの訴求か」の設計座標を持つので、どの配置が効いたかを後から振り返れます。

よくある質問

Q1. バナーのレイアウトはどう決めればいいですか?

まず載せる3要素(ビジュアル・コピー・CTA)の優先順位を決め、主役を1つに絞ります。次に配信面の形状と代表サイズを選び、視線の流れ(横長はZ、縦長はF)に沿って置きます。この順で決めると迷いません。

Q2. 横長・正方形・縦長で、何を変えればいいですか?

見える面積と視線の動きが違うので、文字量と配置を変えます。横長は左右で役割を分け、正方形は上下2分割か中央集中、縦長は上から下への3分割が基本です。同じデザインの使い回しは避けます。

Q3. バナーに入れる文字数の目安は?

小さいバナー(320×50など)は1行・短いコピー、大きい面は複数行までが目安です。どの面でも「1画面1メッセージ」を守り、読み切れる量に削ります。

Q4. レイアウトのテンプレートはそのまま使っていいですか?

出発点としては有効ですが、そのままだとサイズ比率やセーフゾーンが合わないことがあります。特にストーリーズは上下のUIに重なるので、セーフゾーンを外して配置し直します。

Q5. AIでバナーのレイアウトは作れますか?

作れます。素材と訴求を決めれば、配置違いの複数案を短時間で出せます。Taskyのように設計から入るものなら、誰に向けた配置かまで踏まえて提案します。

まとめ

バナーレイアウトは、形状ごとに正解が変わります。最後に要点を整理します。

  • 3要素(ビジュアル・コピー・CTA)に優先順位をつけ、主役を1つに絞る
  • 横長はZ、縦長はFの視線の流れに沿って配置する
  • 横長は左右分割、正方形は上下分割か中央集中、縦長は3分割が基本
  • ストーリーズはセーフゾーン(上部14%・下部35%・左右6%)を外す
  • 配置は1案で決めず、複数出して視線が素直なものを選ぶ

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