新車は、いまでもよく売れています。2025年の国内新車販売台数は456万台を超え、2年ぶりに前年を上回りました(日本自動車会議所)。一方で、買う人の検討はディーラーに来る前からオンラインで始まっています。差がつくのは車種そのものよりも、「この販売店で見たい・乗ってみたい」と思わせる訴求設計です。この記事は、新車広告で効く訴求5型を成功パターンとして整理し、検討段階別の設計、配信面、NG表示、自社で量産する方法までをまとめます。

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この記事でわかること

  • 新車広告のゴールと、中古車・カーディーラー広告との違い
  • 新車市場でいま「設計」で差がつく理由
  • 試乗予約・来店・見積依頼につながる訴求5型(成功パターン)
  • 検討段階(ファネル)別に訴求を割り当てる設計
  • 公正競争規約・景表法で気をつけるNG表示と、量産の方法
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新車広告とは|中古車・カーディーラー広告との違い

新車広告と中古車広告の違い(条件が横並びの新車と個体差のある中古車)を対比した概念図

新車広告は、まだ発売中の新型車・現行車を「試乗予約」「来店」「見積依頼」につなげる広告です。1台ごとに状態が違う中古車の広告とは、売り方が違います。新車は在庫の個体差がないぶん、価格や燃費、グレードといった条件が横並びになりやすく、比較のポイントが車そのものから「販売店・体験・買い方」に移ります。

中古車側の設計は 中古車広告の作り方 にまとめています。この記事は、まだ乗ったことのない新型車に興味を持ってもらい、試乗や来店まで運ぶ広告を扱います。販売店の集客全般(キャンペーンや店舗導線)は カーディーラーのバナー広告 と合わせて読むと、役割の違いが整理できます。

追う数字も分けて考えます。新車広告は登録台数の前に、まず「試乗予約・カタログ請求・来店予約」といった中間のアクションを、その1件あたりの獲得単価(CPA)で測ります。いきなり購入を狙わず、体験までの一歩を軽くするのが基本です。

なぜ新車広告は設計で差がつくのか

購入4か月以上前からオンライン中心で進む新車の長い検討期間を表すタイムライン図

買う人の情報収集が、長く・オンライン中心になっているからです。新車購入予定者の約5割は、購入の4か月以上前から情報を集め始めます(INTAGE 知るギャラリー)。しかもメーカー公式サイトを軸に3か月ほど検討し、車種がある程度絞れた段階で、第三者の口コミや試乗レビューを見に行く傾向があります。つまり、広告はディーラー来店の「前」に何度も接触する前提で組む必要があります。

検討はディーラー来店前・オンラインで進む

来店前に候補が2〜3車種へ絞り込まれる過程を表す漏斗の概念図

来店したときには、すでに候補が2〜3車種まで絞られていることが多いです。だからこそ、認知から比較検討の段階でどれだけ「候補に残るか」が勝負になります。長い検討期間のあいだ、SNSやディスプレイで新型の魅力を伝え続け、比較のタイミングで試乗という次の一歩を提示する。この積み重ねが来店数を左右します。

車種は横並び、選ばれるのは「体験と買い方」

車種は横並びで、試乗・価格の見せ方・買い方で差がつくことを示す概念図

2025年は登録車が211万台、軽自動車が123万台売れ、売れ筋は一部の人気車種に集中しています(日本自動車会議所)。同じ車種を扱う販売店は全国に何百とあり、車のスペックだけでは差がつきません。差がつくのは、試乗のしやすさ、価格の見せ方、残価設定ローンのような買い方の提案です。ここを訴求で言い切れるかどうかが分かれ目になります。

新車広告で効く訴求5型(成功パターン)

新車広告で効く訴求5型を並べた俯瞰図

試乗予約・来店が伸びやすい訴求を5つに整理します。1枚に全部を詰めず、1枚1訴求で作り分けるのが基本です。

①新型・デザイン訴求

新型・デザイン訴求のバナー例を示すイラスト

「この新型を見たい」を伝えます。フルモデルチェンジ・新グレード・新色など、新しさそのものを主役にします。車の世界観やデザインが伝わるビジュアルで、まだ現物を見ていない層の興味を引きます。発売直後や予約開始のタイミングと相性が良い訴求です。

②試乗・体験訴求

試乗・体験訴求のバナー例を示すイラスト

「まず乗ってみませんか」を伝えます。試乗予約は、来店と購入検討をつなぐ中間ゴールです。「週末試乗キャンペーン」「オンライン試乗予約」など、体験までの一歩を軽くする提示が効きます。検討が進んだ層に、次のアクションを具体的に示す役割を持ちます。

③価格・残価設定ローン訴求

価格・残価設定ローン訴求のバナー例を示すイラスト

「思ったより手が届く」を伝えます。車両本体価格だけでなく、月々の支払いイメージで見せる方法です。残価設定型クレジット(残クレ)は、月々の負担を抑えたい層に選ばれており、自動車ローンで新車を買う人の約7割が利用しているという民間集計もあります(TS CUBIC)。ただし価格やローンの見せ方には表示ルールがあるため、後述のNG表示に注意します。

④安心・保証・アフター訴求

安心・保証・アフター訴求のバナー例を示すイラスト

「買った後も安心」を伝えます。メーカー保証・点検パック・アフターサービスなど、購入後の不安を減らす訴求です。はじめて新車を買う人や、長く乗りたい人に効きます。価格や新しさで迷っている層の背中を押す補強材料になります。

⑤キャンペーン・今だけ訴求

キャンペーン・今だけ訴求のバナー例を示すイラスト

「いま動く理由」を伝えます。決算セール・ボーナス商戦・登録月キャンペーンなど、期限のある提示です。購入直前で迷っている層の後押しになります。ただし「限定」「特別価格」は根拠の表示が必要で、実態のない煽りはおとり広告になります(後述)。

検討段階(ファネル)別に訴求を設計する

検討段階(ファネル)4段別に訴求を割り当てる設計の概念図

同じ相手でも、検討段階が変われば刺さる言葉は変わります。まだ車種を決めていない人に見積の話をしても早く、来店直前の人に世界観だけを語っても足りません。段階ごとに訴求を割り当てます。

検討段階相手の状態伝えること主な訴求型
買い替えを意識し始めた車種はまだ未定新型の存在・魅力の認知①新型・デザイン
車種を比較している2〜3車種で迷い中選ぶ理由・買い方の提案③価格・残価設定/④安心・保証
販売店を探しているどこで見るか検討試乗・来店のしやすさ②試乗・体験
購入直前費用と時期で迷い背中を押す理由⑤キャンペーン・今だけ

この考え方は、Taskyの設計エンジン(DCM)が使うファネルと同じ枠組みです。訴求と検討段階の掛け合わせでマス目をつくり、マス目ごとに1枚を作ると、後で「どの層のどの訴求が試乗予約に効いたか」を振り返れます。バナーの基本は バナー広告とは にまとめています。

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配信面とサイズ|試乗予約・来店につなげる導線

検索・ディスプレイ・SNSから試乗予約へつなげる配信導線の概念図

検索・ディスプレイ・SNSを組み合わせて設計します。クリックの先は、試乗予約フォームやカタログ請求ページにつなぎます。

顕在層は「新型◯◯ 試乗」「◯◯ 値引き」などの検索から、潜在層はディスプレイやSNSから捉えます。Googleディスプレイ広告で一般的な画像サイズは、横長の1200×628と正方形の1200×1200です(Google広告公式)。まずこの2サイズを用意すれば、多くの配信面をカバーできます。主要サイズの一覧は 広告バナーサイズ完全ガイド にまとめています。

Meta(Instagram / Facebook)は、新型のデザインや試乗体験を見せるのに向きます。①新型・デザイン訴求や②試乗・体験訴求と相性の良い面です。なお、金融(ローン)や自動車の広告には媒体ごとに審査基準があるため、価格やローンの訴求を出す前に各媒体のポリシーを確認します。

やってはいけないNG表示(公正競争規約・景表法)

公正競争規約・景表法でやってはいけないNG表示を示す注意喚起の概念図

新車広告には、自動車業界の自主ルールである公正競争規約(自動車公正取引協議会)と、景品表示法(消費者庁)の両方が関わります。次のような作り方は避けます。

  • 価格の条件をぼかす:ディーラーが価格を出すときは、販売価格に加えて車名・主な仕様区分・価格の説明を示すのがルールです(自動車公取協)。メーカー希望小売価格なのか販売価格なのかを曖昧にしない。
  • ローンの総額・回数を隠す:割賦販売(ローン)の広告では、割賦販売価格(支払総額)・頭金・支払回数と期間・手数料の実質年率の表示が求められます(自動車公取協)。「月々◯円〜」だけを大きく見せて総額を隠さない。
  • 実態のない限定・煽り:1台しかない車を「3台限り・早い者勝ち」と見せるのはおとり広告にあたります(自動車公取協)。「特別価格」を掲げるなら、その根拠を示します。
  • 性能・燃費の誇張:燃費や性能は測定条件(モードなど)と根拠を明示します。実際より優良・有利だと誤認させる表示は、景表法の優良誤認・有利誤認にあたるおそれがあります(消費者庁)。

広告のコピーと、来店後に案内できる実際の条件を揃えることが、遠回りに見えて試乗・来店単価の改善につながります。

TaskyでURLから新車広告を量産する

URL入力から複数の新車広告バナーを自動で量産する仕組みを表す概念図

新車広告を訴求5型 × 検討段階で作り分けると、必要な枚数はすぐ数十枚規模になります。外注で回すと1枚5,000〜30,000円かかり、費用も納期も現実的ではありません(Tasky product.md)。

Taskyは、自社サイトのURLを入れるだけで、AIが「誰に・何を・どの訴求で」を設計し、バナーを生成します。ボタンひとつで最大20パターンを一括生成でき、制作単価は約45円〜です(Tasky product.md)。1枚つくれば、マジックリサイズで検索・ディスプレイ・SNSの各サイズに自動展開できます。

生成物はすべて設計座標(誰に・どの訴求で)を持つため、配信後に「比較検討層向けの残価設定ローン訴求が試乗予約に効いた」という単位で振り返れます。制作を内製化した企業では、CPAが外注比で1/3に改善した事例もあります(Tasky case-studies)。料金は月額9,800円〜、月180枚以上が目安です(Tasky product.md)。

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よくある質問

Q1. 新車広告と中古車広告は何が違いますか?

売り方と比較のポイントが違います。中古車は1台ごとの状態や価格差が競争軸になりますが、新車は条件が横並びになりやすく、「販売店・体験・買い方」で選ばれます。新車広告は試乗予約や来店を中間ゴールに置き、その獲得単価(CPA)で測るのが基本です。中古車側は 中古車広告の作り方 を参照してください。

Q2. 「月々◯円〜」とローンの安さを訴求しても大丈夫ですか?

条件をそろえて表示すれば問題ありません。割賦販売(ローン)の広告では、月々の支払額だけでなく、割賦販売価格(支払総額)・頭金・支払回数と期間・実質年率の表示が求められます(自動車公正取引協議会)。安さだけを大きく見せて総額や回数を隠すと、有利誤認にあたるおそれがあります。

Q3. 新車が売れやすいタイミングはいつですか?

決算期やボーナス商戦は動きやすい時期です。ただし新車購入予定者の約5割は4か月以上前から検討を始めるため(INTAGE)、キャンペーン直前だけでなく、その前から新型・試乗の訴求で候補に残っておくことが来店につながります。⑤キャンペーン訴求は、積み上げた認知を刈り取る位置づけで使います。

Q4. 新車広告の費用はどれくらいかかりますか?

制作費と配信費に分かれます。制作費は外注だと1枚5,000〜30,000円ですが、Taskyなら約45円〜・月額9,800円〜で量産できます(Tasky product.md)。配信費は媒体や期間で変わるため、まず少額から検証し、試乗予約につながった訴求に予算を寄せるのがおすすめです。

まとめ

  • 新車広告は試乗予約・来店・見積依頼を促す広告。中古車・カーディーラー広告とは売り方と評価軸が違う
  • 2025年新車販売は456万台。買う人の約5割は4か月以上前からオンラインで検討し、メーカーサイトを軸に候補を絞る
  • 車種は横並びになりやすく、差がつくのは「体験・買い方・販売店」。訴求設計の巧拙が来店数を左右する
  • 訴求5型(新型・デザイン/試乗・体験/価格・残価設定ローン/安心・保証/キャンペーン)を1枚1訴求で作り分け、検討段階に割り当てる
  • 価格・ローン・限定表示は公正競争規約と景表法を守る。広告と実際の条件を揃える

訴求と検討段階で作り分けると枚数はすぐ増えます。Tasky なら URL を入れるだけで設計から量産まで自動化できます。7日間無料トライアル で試してみてください。