Midjourney広告、つまりMidjourneyで広告画像を作れるのか気になっている広告運用担当者は多いと思います。結論を先にお伝えすると、写真的・アート的なビジュアルづくりでは強力に使えますが、そのまま配信できる日本語の広告バナーになるかは別の話です。しかも広告で使うなら、商用利用の条件と提供形態の制約を先に押さえておく必要があります。この記事では、Midjourneyの料金・商用ルール・使い方を2026年最新情報で整理し、広告特化AIとの使い分けまで判断軸を示します。

この記事でわかること

  • Midjourneyが広告で効く場面と、効かない場面の切り分け
  • 料金4プラン(月$10〜$120)の違いと、広告用途での選び方
  • 商用利用の「$100万ルール」と、日本の広告で注意すべき権利
  • Midjourneyで広告画像を作る手順と、提供形態(Web・Discord・API)の前提
  • Midjourneyと広告特化AIの使い分け
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Midjourney広告は作れるのか

画像生成が担う素材づくりと配信できる広告バナーの完成が別工程であることを示すコンセプト図

先に結論です。Midjourneyは広告の「素材・ビジュアル」を作る工程で力を発揮します。一方で、配信用バナーとして完成させる工程は、画像生成の外側にあります。ここを分けて考えると、過度な期待も失望も避けられます。

得意なこと

写真的・アート的な質感のビジュアルを複数パターン量産できることを示す図
  • 写真的・アート的な質感のビジュアル生成
  • 商品を置くシーンや世界観イメージの作成
  • キャンペーンごとのビジュアルバリエーションの量産

撮影をやり直さずに「あたり」のパターンを増やせるのが強みです。ブランドの世界観を表現するキービジュアルや、イメージカットの素材づくりで使い勝手がよいでしょう。

苦手なこと

日本語テキスト・入稿規定・ブランド一貫性という画像生成の外側にある3つの課題を示す図
  • 正確な日本語テキストの焼き込み(文字が崩れやすい)
  • 媒体ごとの入稿規定(サイズ・テキスト占有率)への対応
  • ブランドカラーやロゴの厳密な一貫性の担保

これらは画像を「生成する」範囲の外にあります。誰に何を訴求し、どの媒体にどう載せるかを決める部分、つまり広告を「設計する」領域です。文字はモデルに焼き込ませず、後工程で正確に載せるのが現実的な運用になります。

画像生成モデル全体を広告用途で比べたい方は、画像生成モデルの選び方もあわせてご覧ください。

Midjourneyの料金プラン(4プラン)

4つの料金プランを段差の階段で表し月10ドルから120ドルの違いを示す図

Midjourneyはサブスクリプション制で、4つのプランがあります。月額は$10〜$120です(2026年時点・Midjourney公式ドキュメント)。年払いにすると約20%引きになり、1年分を前払いする形です。

プラン月額年額(月あたり換算)Fast GPU時間/月Relaxモード
Basic$10$96($8)約200分(3.3時間)なし
Standard$30$288($24)15時間無制限
Pro$60$576($48)30時間無制限
Mega$120$1,152($96)60時間無制限

Fast GPU時間は高速生成に使う枠で、超過分は$4/時で追加できます。未使用分は更新ごとにリセットされ、翌月に繰り越せません。同時に実行できる高速ジョブは、Basic・Standardが3件、Pro・Megaが12件です。生成物を非公開にするStealth Modeは、Pro以上で使えます。

広告用途でのプランの選び方

試す・量産・本格運用の3つの用途から適した料金プラン段へ結ぶ選び方の図
  • まず試す・個人で少量 → Basic(Relaxが無いため生成枚数の管理に注意)
  • 日常的にバリエーションを量産する → Standard(Relax無制限が効く)
  • 商用で本格運用・非公開が必要 → Pro / Mega

価格は改定されることがあるため、契約前に必ず公式ページで最新の金額を確認してください。次に説明する商用利用の条件によっては、プランの選択肢がPro以上に絞られる点も先に知っておくと安全です。

Midjourneyの商用利用ルール

年商100万ドルのしきい値を境に商用利用の条件が変わることを示す図

広告で使うなら、ここが最重要です。Midjourneyは商用利用の可否を「企業の規模」に紐づけています。

結論として、年商$1,000,000(約1.5億円)を超える企業、またはその従業員は、生成した画像を所有して商用利用するためにPro以上のプランが必要です(Midjourney利用規約・商用利用ヘルプ)。年商がこの基準以下であれば、有料プランの範囲で商用利用できます。

所有権は「絶対」ではない

生成物の所有権が規約の義務と第三者の権利という条件に従うことを示す図

規約では、所有権は本規約の義務と第三者の権利に従うと定められています。いくつか具体的な制約があります。

  • 他人が作った画像をアップスケールしても、その画像の所有権は得られません(元の作者に帰属します)
  • Midjourneyは入力・出力に対して、永続・世界・非独占・取消不能のライセンスを保持します(契約終了後も存続)
  • Midjourneyを使って競合サービスを開発・提供すること、アクセスを再販することは禁止されています

日本の広告で特に注意する点

権利・法令の適合確認が出稿側の責任で人の目のチェックが要ることを示す図

Midjourneyは、生成画像が各種規定を満たしているかの法務チェックまではしてくれません。肖像権・著作権、そして薬機法や景品表示法などの適合確認は、あくまで出稿する側の責任になります。Midjourney自身も著作権の助言はできないとし、国ごとに法が異なるため専門家への相談を推奨しています。商標の商用利用にも制限があります。

生成した画像をそのまま信用せず、人の目で一度チェックする工程は外さないでください。

Midjourney広告を作る手順

公式APIが無く手動操作のみという提供形態の前提を示す図

まず提供形態の前提を押さえます。Midjourneyには公式APIがありません。利用はWeb(midjourney.com)とDiscordボットの手動操作に限られ、同じサブスクリプションで両方を使えます。ログインはGoogleまたはDiscordのアカウントで行います。スクリプトやボットで生成やダウンロードを自動化することは利用規約で禁止されており、違反するとアカウントが停止される場合があります。

作り方の3ステップ

訴求を決める・プロンプトを構造化する・展開と確認の3ステップを横に連ねたフロー図
  1. 目的と訴求を決める:誰に、何を伝える画像かを先に言語化します。ここを飛ばすと、きれいでも刺さらない画像になります。
  2. プロンプトを構造化する:被写体・構図・トーン・背景・余白を分けて指示します。要素を盛り込みすぎず、1プロンプトにつき1目的に絞ります。
  3. バリエーション展開と確認:複数パターンを出し、文字は後工程で正確に載せ、媒体規定を確認してから入稿します。

バージョンの指定

モデルのバージョンが世代ごとに入れ替わりどの世代で作ったか記録することを示す図

Midjourneyはモデルの更新が速く、2026年時点のデフォルトはV8.2です。特定のバージョンを使いたいときは、プロンプトの末尾に--vとバージョン番号を付けて指定します。モデルが入れ替わると出力の傾向も変わるため、運用では「どのバージョンで作ったか」を記録しておくと再現しやすくなります。

広告バナーを作る工程全体を手順で確認したい方は、バナー作成AIで広告バナーを作る方法も参考になります。無料で試せるツールの全体像は、画像生成AI無料ツール6選で整理しています。

Midjourneyと広告特化AIの使い分け

素材エンジンと広告設計AIの役割分担を2列で対比し用途で選ぶことを示す図

Midjourney広告を考えるときは、役割の違いを先に押さえると選びやすくなります。Midjourneyは、写真・アートの質感を出す「素材エンジン」として優れています。広告特化AIは、誰に何をどう訴求するかの設計から、配信面に合わせたバナー制作までを担います。役割が違うので、優劣ではなく用途で選ぶのが現実的です。

観点Midjourney広告特化AI(例: Tasky)
主な役割ビジュアル素材の生成広告の設計〜制作〜分析
入力プロンプト(手動)商品ページのURL
得意写真的・アート的な質感訴求設計、日本語バナー、サイズ展開
日本語テキスト後工程で載せる前提配信前提で作成
提供形態Web / Discord(API無し)Webアプリ

世界観の素材はMidjourney、配信バナーの量産は広告特化AI

世界観の素材づくりから正確な日本語コピーとサイズ展開で配信バナーを量産する工程の流れを示す図

ブランドの世界観を表すキービジュアルや、撮影代わりのイメージ素材を作るなら、Midjourneyの質感が生きます。一方で、「何を訴求するか」を決め、正確な日本語コピーを載せ、媒体ごとのサイズに展開して量産する工程は、広告の設計を内蔵したツールのほうが速く、検証回数を増やせます。

Taskyは、この「手前の設計」と「配信できる形までの仕上げ」を引き受けるAIエージェントです。商品ページのURLを入力すると、商材分析・ターゲット設計・訴求メッセージ構築・バナー生成・サイズ展開までを自動で実行します。内部では複数のAIモデル(OpenAI・Claude・Gemini・BytePlus)を用途ごとに自動で選び分けています。コストは1枚あたり約45円〜、月180枚〜の生成が可能で、サイズ展開はマジックリサイズで追加クレジットのみです。

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よくある質問

Q. Midjourneyは商用利用できますか?

有料プランで商用利用できます。ただし年商$1,000,000を超える企業(またはその従業員)は、生成物を所有して商用利用するためにPro以上のプランが必要です。所有権は規約の義務と第三者の権利に従い、法務チェックは利用者側の責任になります。

Q. Midjourneyの料金はいくらですか?

月額$10(Basic)・$30(Standard)・$60(Pro)・$120(Mega)の4プランです。年払いにすると約20%引きになります。価格は改定されることがあるため、契約前に公式ページで確認してください。

Q. Midjourneyで日本語の文字は入れられますか?

正確な日本語テキストの焼き込みは、画像生成モデル全般で崩れやすい部分です。広告バナーの文字は、Midjourneyで焼き込ませず後工程で正確に載せるのが現実的です。

Q. MidjourneyにAPIはありますか?

公式APIはありません。利用はWeb(midjourney.com)とDiscordボットの手動操作に限られ、スクリプト等での自動化は利用規約で禁止されています。

Q. Midjourneyと広告特化AIはどちらが広告向きですか?

目的によります。世界観ビジュアルや素材づくりはMidjourney、訴求設計から日本語バナーの量産・サイズ展開までは広告特化AIが向いています。1つに固定せず、工程で使い分けるのが現実的です。

まとめ

  • Midjourney広告は写真的・アート的な質感づくりに強い。配信バナーの「完成」は画像生成の外の工程
  • 料金は月$10〜$120の4プラン。年払いで約20%引き。広告用途はRelaxが効くStandard以上が扱いやすい
  • 商用利用には$100万ルールがあり、年商$100万超の企業はPro以上が必要。権利確認は出稿側の責任
  • 公式APIは無く、Web・Discordの手動利用のみ。自動化は規約違反になる
  • 世界観の素材はMidjourney、訴求設計から日本語バナーの量産までは広告特化AI。工程で使い分ける

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