バナーを作りたいが、デザイナーに頼む時間も外注する予算もない。そんなとき、AIでのバナー作成は現実的な選択肢になりました。インターネット広告費は2025年に4兆459億円となり、総広告費の50.2%と初めて過半数に達しています(電通「2025年 日本の広告費」)。配信量が増えるほど、バナーを早く・多く用意できる体制が効いてきます。

この記事では、AIバナーの作り方を「方式の選び方」から「ツール別の手順」「失敗しないコツ」まで順番に解説します。

この記事でわかること:

  • AIバナー作成の2つの方式(プロンプト型・URL入力型)と向き不向き
  • プロンプト型での作り方5ステップ
  • Canva・ChatGPT・Adobe Expressそれぞれの作成手順
  • 日本語の文字入れ・商用利用など、つまずきやすい注意点
  • URLを入れるだけでバナーを量産する方法
💡 この記事で解説する企画〜デザイン〜サイズ展開の作業は、Tasky なら URL を入れるだけで数分で完了します。7日間無料

AIバナー作成の2つの方式|プロンプト型とURL入力型

プロンプト型とURL入力型の2方式を比較した概念図

AIでバナーを作る方法は、大きく2つに分かれます。どちらを選ぶかで、必要な作業も仕上がりも変わります。

方式代表的なツール人間がやること
プロンプト型Canva・ChatGPT・Adobe Express訴求の決定、プロンプト作成、文字入れ、サイズ展開
URL入力型Tasky など広告特化AIエージェントURLの入力と生成結果の選定

プロンプト型:汎用ツールで1枚ずつ作る

プロンプト型では訴求設計や文字入れを人間が行うことを示すフロー図

ChatGPTやCanvaのような汎用ツールに、テキストで指示(プロンプト)を出して画像を生成する方式です。1枚から無料で試せる手軽さが魅力です。

一方で、「何を訴求するか」「誰に向けるか」という広告の設計部分は人間が考える必要があります。生成された画像への文字入れや、媒体ごとのサイズ調整も自分の作業です。

URL入力型:広告設計から自動化する

URL入力から広告設計とバナー生成まで自動化されるフロー図

商品ページのURLを入力すると、AIが商材分析・ターゲット設計・訴求メッセージの構築まで行い、バナーを生成する方式です。プロンプトを書く必要がありません。

「画像を作る」のではなく「広告を設計する」ところから自動化するのが、プロンプト型との違いです。本数を量産して検証を回したい場合に向いています。ツールごとの機能差はAIバナー作成ツール比較にまとめています。

プロンプト型でのAIバナーの作り方5ステップ

プロンプト型でAIバナーを作る5ステップのフロー図

汎用ツールでバナーを作る場合の手順は、ツールが違っても共通です。5ステップに分けて見ていきます。

Step 1-2:目的と訴求を言語化し、プロンプトに落とす

プロンプトに入れるべき4要素を整理したカード型図解

最初に決めるのは「誰に・何を・どう伝えるか」です。ここが曖昧なまま生成すると、綺麗なだけで成果につながらない画像になります。

プロンプトには次の要素を入れると、意図に近い画像が出やすくなります。

  • 用途(例:Web広告用バナー、サイズ1080×1080)
  • 商材とターゲット(例:30代女性向けのスキンケア商品)
  • トーン(例:清潔感のある白基調、ミニマル)
  • 構図(例:商品を中央に、余白を広めに)

Step 3-4:生成・選定し、文字入れで仕上げる

複数候補から選定して文字入れで仕上げる工程の図解

プロンプトを調整しながら複数パターンを生成し、ベースになる画像を選びます。1回で決めず、構図違い・色違いを出して比べるのがコツです。

選んだ画像には、キャッチコピーやロゴ、CTAボタンを載せます。日本語の文字はAI生成に任せず、編集ツールで後から載せる方が確実です。詳しくは注意点の章で解説します。

Step 5:媒体別にサイズ展開して入稿する

1枚のバナーを媒体別サイズに展開するイメージ図

媒体ごとに必要なサイズへ展開します。GDN・Meta・LINEなどで推奨サイズが異なるため、配信先に合わせた調整が必要です。必要サイズの一覧は広告バナーサイズ完全ガイドを参照してください。

バナー制作全体の企画・検証の進め方も押さえておきたいところ。バナー広告の作り方で解説しています。

無料で始められる主要ツール別の作り方

主要3ツールの作成画面イメージを並べた概念図

プロンプト型の代表的な3ツールについて、作成手順と特徴を整理します。いずれも無料で試せます。

Canva:マジック生成+テンプレートで仕上げまで完結

AI生成から文字入れまで1ツールで完結する編集画面の図解

CanvaのAI画像生成(マジック生成)は、テキスト指示から画像を生成する機能です。生成した画像をそのままCanvaのエディタで編集できるため、文字入れ・ロゴ配置・書き出しまで1つのツールで完結します。

手順は3つです。バナーサイズで新規デザインを作成し、「マジック生成」に画像のイメージを入力し、生成結果にテキストを重ねて書き出します。無料プランでも生成回数の制限つきで利用できます(Canva公式ヘルプ)。

ChatGPT:対話しながら画像を作り込む

対話形式でバナー画像を修正していくチャット画面の図解

ChatGPTでは、対話形式で画像を生成・修正できます。「もう少し背景を明るく」のような曖昧な指示でも文脈を踏まえて反映されるのが、対話型ならではの使い勝手です。2026年4月リリースのImages 2.0では、最大2K解像度・日本語テキストの描画・最大8枚の一括生成に対応しました(.Pro AI Business Lab)。

生成した画像の権利はユーザーに帰属すると、OpenAIが公式に明言しています。ただし広告コピーの正確な文字入れは、編集ツールでの後載せを推奨します。

Adobe Express:商用利用の安心感で選ぶ

商用利用の安心感を象徴する盾とバナーのコンセプト図

Adobe Expressには、Adobeの生成AI「Firefly」が搭載されています。Fireflyの生成機能は商用利用可能であるとAdobeが公式に発表しており、企業利用での権利面の不安が小さいのが特徴です。

テンプレートからバナーサイズを選び、Fireflyで背景素材を生成し、テキストを重ねる流れで作成します。

### 1枚ずつ作るのが追いつかなくなったら

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上記の手順で月30枚を作ると、企画・プロンプト調整・文字入れ・サイズ展開で相応の工数がかかります。Tasky なら URL を入れるだけで、訴求設計からサイズ展開まで自動化できます。月額9,800円〜。無料で7日間試す

AIバナーで失敗しないための注意点

AIバナーの3つの注意点を整理したチェックリスト図

AIバナーには、知らないとつまずく落とし穴があります。配信前に次の3点を確認してください。

日本語の文字入れはAI任せにしない

AI任せの文字入れと編集ツールでの後載せを比較した図解

画像生成AIの日本語描画は改善が進んでいますが、漢字の崩れや不自然な字形は依然として起きます。キャッチコピー・価格・社名などの重要なテキストは、生成画像の上から編集ツールで載せるのが確実です。文字が崩れたバナーは、商品やブランドへの信頼を直接損ないます。

商用利用の条件と学習データを確認する

商用利用条件を規約で確認するイメージ図

ツールごとに商用利用の条件が異なります。たとえばOpenAIは生成画像の権利がユーザーに帰属すると明言し(DALL·E 3公式)、AdobeのFireflyはライセンス取得済みコンテンツなどを学習データとしています(Adobe公式)。配信する広告に使う以上、利用規約は配信前に必ず確認してください。

媒体の入稿規定・広告ポリシーに合わせる

媒体の入稿規定とポリシーチェックを通過するイメージ図

生成した画像がそのまま入稿できるとは限りません。媒体ごとにサイズ・ファイル容量・テキスト量の規定があります。また、ビフォーアフター表現や誇大な訴求は媒体の広告ポリシーで制限される場合があります。化粧品・健康食品・金融などの規制が厳しい業界では、表現のチェック体制も合わせて用意しましょう。

URLを入れるだけでバナーを量産する方法

URL入力からバナーが量産されるまでの全体像の図解

プロンプト型の手順を毎回こなすのが難しい場合は、URL入力型のAIエージェントが選択肢になります。ここではTaskyでの作り方を紹介します。

作成手順は3ステップ

URL入力から選定までの3ステップのフロー図

Taskyでは、プロンプトもデザイン作業も必要ありません。

  1. 商品ページやLPのURLを入力する
  2. AIが商材分析・差別化整理・ターゲット設計・訴求メッセージ構築を自動実行する
  3. 生成されたバナーから配信したいものを選ぶ

サイズ展開はマジックリサイズ機能が縦横比に合わせてレイアウトを再構成するため、媒体別の作り直しが要りません。外注ではサイズ展開だけで1枚あたり+2,000〜5,000円かかる工程です(internal:product.md)。

料金と生産量の目安

外注制作とAI量産のコスト構造を対比した天秤の図解

Personalプランは月額9,800円(年契約)で、月180枚程度の生成が可能です。1枚あたり約54円。外注の相場は1枚3,000〜30,000円です(internal:product.md)。月に3〜4本以上の制作があれば、費用対効果が合う計算になります。

例えば、ECサイトで20商品のバナーをセール前に揃える場合。外注なら数週間と数十万円が必要な物量でも、URL入力からの自動生成なら当日中に検証用のパターンまで揃えられます。

よくある質問

Q. AIバナーは無料で作れますか?

作れます。CanvaのAI画像生成は、無料プランでも回数制限つきで利用できます。ChatGPTやAdobe Expressにも無料枠があります。ただし生成回数・解像度・商用利用条件に制限があるため、業務で継続的に使う場合は有料プランの確認をおすすめします。

Q. AIで作ったバナーは商用利用できますか?

ツールの規約によります。OpenAIは生成画像の権利がユーザーに帰属すると明言しています。AdobeのFirefly生成機能も商用利用可能と公式発表済みです。利用するツールの最新の規約を配信前に確認してください。

Q. プロンプトを書くのが苦手でも作れますか?

プロンプト型のツールでは、用途・ターゲット・トーン・構図を箇条書きで伝えるだけでも精度が上がります。プロンプト自体を書きたくない場合は、URLを入力するだけで生成まで進むURL入力型のツールが向いています。

Q. AIバナーで成果は出ますか?

バナーの成果はデザイン単体ではなく、訴求とターゲットの組み合わせを何回検証できるかで決まります。AIの強みは1枚の完成度よりも、検証パターンを短時間で揃えられることです。生成→配信→検証のサイクルを回す前提で使うと効果を発揮します。

まとめ|AIバナーは「検証回数」を増やす道具

AIバナーの作り方を方式別に整理しました。要点は次の通りです。

  • AIバナー作成は「プロンプト型」と「URL入力型」の2方式
  • プロンプト型は無料で始めやすいが、訴求設計・文字入れ・サイズ展開は人間の作業
  • 日本語の文字入れは編集ツールでの後載せが確実
  • 商用利用条件と媒体の入稿規定は配信前に必ず確認
  • 量産・検証を重視するなら、広告設計から自動化するURL入力型が有力

まず1枚、無料ツールで作ってみるのが理解への近道です。そのうえで「検証を回す体制」を作りたくなったら、自動化ツールを検討してみてください。

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