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かに消費の日本一は、北海道じゃない?47都道府県「意外な消費No.1」マップ

かにの1位は鳥取、餃子の1位は宮崎、りんごの1位は盛岡です。名物としての知名度と、その街で実際に使われている金額は、そろわないほうが多いくらいでした。総務省統計局「家計調査」(2024年・二人以上の世帯)の502品目を、47都道府県庁所在市すべてで並べ直しました。各県が全国1位を取った品目は、47件すべて実データで確認しています。

この記事でできること
  • マップで47都道府県の「消費No.1品目」と全国平均比の倍率をひと目で確認(カテゴリで絞り込み可)
  • 「◯◯といえば△△県」がデータで覆った12品目を、購入数量まで含めて検証
  • 502品目ぜんぶの1位を県別に一覧。47件の表は Excel/CSV・Googleスプレッドシートでダウンロード

この数値は「都道府県庁所在市」の家計です。県全体ではありません。

家計調査の品目別データは、都道府県庁所在市(+川崎市・相模原市・浜松市・堺市・北九州市)単位で公表されています。本ページはこのうち県庁所在市47市に統一しました。「栃木」は宇都宮市、「東京」は東京都区部、「神奈川」は横浜市の1世帯当たり年間支出です。県全体の平均でも、県内の生産量でもありません。
つまり「宮崎が餃子1位」は正確には「宮崎市の世帯が、47の県庁所在市の中でいちばん餃子にお金を使っている」という意味になります。

MAP

47都道府県庁所在市の家計から見た「消費No.1」

タイルをタップすると、年間支出額・全国平均比の倍率・2位の県・その県のほかの1位品目・広告での使いどころが出ます。カテゴリのチップで絞り込めます。

47都道府県「意外な消費No.1」マップ(家計調査2024年・502品目を全数走査)
タイル上ボーダーの色=品目カテゴリ / 数値=全国平均比の倍率。タップで詳細。

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数値は各県の県庁所在市(栃木=宇都宮市、東京=東京都区部)の1世帯当たり年間支出です。×4+=支出が全国平均の4倍以上。配置は地理的な並びを模したタイルグリッドで、実際の地形とは異なります。画面が狭いときは、地理的な並びではなく地方ブロック順に並べています。

出典:総務省統計局「家計調査」家計収支編 二人以上の世帯 年報 2024年(令和6年)第6表「都市階級・地方・都道府県庁所在市別」。集計項目を除いた502品目について、47都道府県庁所在市の1世帯当たり年間支出金額を降順に並べ、各県が1位の品目を抽出しました。掲載した47件はすべて実データで1位を確認しています。
RANKING

「その街だけ突出して買っている」上位20品目

各県の1位品目を、全国平均比(倍率)の高い順に並べました。×1.0の縦線が全国平均です。バーが長いほど、その街だけが極端に買っている品目になります。パソコンではバーにカーソルを合わせると年間支出額が出ます。

全国平均比 倍率ランキング(マップ掲載47品目の上位20)
横軸:全国平均を1.0としたときの倍率 / 色:品目カテゴリ
腕時計・楽器・婚礼関係費のような高額で買う頻度の低い品目は、少数世帯の大きな買い物で単年の数字が跳ねます。倍率の高さがそのまま「文化の濃さ」とは限りません。食品カテゴリの倍率(福島市の桃6.26倍、松江市のしじみ5.94倍)のほうが、日常の食習慣を反映しています。
考察

「◯◯といえば△△県」が、データで覆った12品目

名物としての知名度と、地元で実際に使われている金額は別ものです。世間のイメージと、県庁所在市ランキングの実際の1位を並べました。

この順位はすべて支出金額ベースです。家計調査には購入数量(グラム等)も載っていて、金額と数量で1位が入れ替わる品目があります。たとえば牛肉は金額なら奈良市が1位ですが、数量では神戸市が1位(7,899g・全国平均の1.43倍)。「神戸は牛肉を買わない」わけではなく、奈良市のほうが単価の高い牛肉にお金を使っている、という違いです。このため牛肉は「覆った品目」に入れていません。

同じ理由で、産地は購入額が低く出やすい点にも注意がいります。松山市のみかんは金額では35位(0.86倍)ですが、数量なら16位で全国平均並み(1.01倍)。買う量は普通で、産地ゆえに安く手に入っていると読むほうが自然です。逆に福島市の桃6.26倍のように、産地がそのまま消費地になる品目もあります。以下のカードには、購入数量で見た場合の順位も併記しました。

全502品目

都道府県別、No.1リスト

家計調査に載っている502品目には必ず1位の街があります。各県が持っている「全国1位」を全部並べました。枠が濃いチップがマップで採用した代表品目、それ以外がその県のほかの1位です。数字は全国平均比の倍率。

婚礼関係費(47市中35市が0円)・私立小学校(27市が0円)のように多くの街で0円になる品目も含まれます。そうした品目の順位は少数の世帯で動くため、額面どおりには受け取れません。品目数の多寡は、その街の住宅事情や対象世帯の構成を反映している面もあります。

並び順:
一覧

47都道府県 消費No.1 一覧(ダウンロード可)

記事・資料に転記するならこの表から。金額はすべて県庁所在市の1世帯当たり年間支出(円)です。

並び順:
新規シートが開きます。開いたら貼り付け(⌘V / Ctrl+V)で表になります

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方法と出典

  • 本レポートの数値は、総務省統計局「家計調査」家計収支編 二人以上の世帯 年報 2024年(令和6年)第6表「都市階級・地方・都道府県庁所在市別」(e-Stat 統計表ID: 000040297535〜000040297551)です。政府統計の総合窓口(e-Stat)掲載データを加工して作成しました。本ページは国(総務省統計局)が作成したものではありません。
  • 集計単位:数値は都道府県庁所在市(東京は東京都区部)の1世帯当たり年間支出金額です。県全体の値ではありません。家計調査の品目別地域データは県庁所在市(+川崎市・相模原市・浜松市・堺市・北九州市)単位で公表されており、本ページでは県庁所在市47市に統一しています。
  • 集計方法:17ファイルの統計表から「金額」列を抽出し、集計項目(品目コードが範囲または複数コードの列挙になっているもの。例:生鮮肉=220〜224・22X)を除いた葉品目502件を対象にしました。品目ごとに47市を降順に並べ、各市が1位の品目を抽出しています。倍率は全国平均(統計表の「全国」行)との比です。
  • 掲載品目の選定:1位品目が複数ある県については、名物性・意外性・広告活用の観点で編集部が1つを代表として選びました(さいたま市は40品目、松山市は1品目で1位)。各県が持つ1位品目は全件をセクション④に掲載しています。
  • 順位の変動:順位は年により変動します。腕時計・楽器・婚礼関係費などの高額・低頻度品目は単年で大きくブレるため、参考値としてご覧ください。また「◯◯消費日本一」の通説は購入数量ベースのことが多く、金額と数量で1位が入れ替わる品目があります(牛肉=金額1位は奈良市、数量1位は神戸市)。

免責事項:本レポートは、公開されている政府統計をもとに Tasky が独自に集計・作成したものです。集計の過程で誤りが含まれる可能性があり、数値の正確性・完全性を保証するものではありません。掲載内容の利用によって生じたいかなる損害についても責任を負いかねます。数値の確認にあたっては、必ず e-Stat の一次データをご自身でご確認ください。