ペットフードの広告は、いちばん言いたい「これを食べれば元気になる・病気が治る」が使えない、という難しさから始まります。ペットフードは食品(飼料)であって医薬品ではないため、病気を治す・予防するといった医薬品的な効能効果を、広告でうたったり暗示したりすることは認められていません(ペットフード公正取引協議会)。犬や猫を家族と考える飼い主が増えているからこそ、大げさな効能で不安をあおる広告は、信頼を一気に失う領域でもあります。
この記事では、ペットフード広告の土台になるペットフード安全法と公正競争規約、掲載前に外しておくべきNG表現、効能に頼らずに選ばれる訴求のパターン、媒体別のサイズ設計までを、実務の順番でまとめます。
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この記事でわかること
- ペットフード広告が「食品としての枠・愛情への配慮・継続購入」で決まる理由
- 「病気が治る」「予防」がNGになる理由と、療法食(獣医師の指導)との線引き
- ペットフード安全法の表示5項目と、公正競争規約で「総合栄養食」を名乗る条件
- 効能をうたわずに選ばれる訴求5パターン(素材・ライフステージ・食いつき・安心・悩み別)
- SNS・検索/ディスプレイ・EC/定期購入の役割分担と媒体別サイズ
- Taskyで訴求別・媒体別のペットフード広告バナーを量産する方法
ペットフード広告は「食品の枠×効能の壁×継続購入」で決まる

ペットフードの広告づくりは、デザインの前に「食品として何を言えるか」を決めるところから始まります。同じドッグフードでも、はじめて子犬を迎えた人と、シニア犬の食が細くなって悩む人と、原材料まで比べる人では、刺さる言葉がまったく違います。まず食品ならではのルールと、犬猫を家族と考える飼い主の気持ちを押さえます。
ペットフードは「これを食べれば健康になる」という強い期待を売りたくなる商品です。ただ、その期待をそのまま言葉にすると、医薬品的な効能の領域に入ってしまう。ここが、人向けの一般食品よりも一歩むずかしいところです。
ペットは「家族」— 約1,595万頭に与えるものだから慎重に

ペットフードが感情で選ばれる商品であることは、飼育の規模にも表れています。一般社団法人ペットフード協会の2024年の調査では、犬の飼育頭数は約679.6万頭、猫は約915.5万頭で、合わせて約1,595万頭でした。ペット関連市場は、フード・医療・保険を軸に拡大傾向が続いています(ペットフード協会)。
数の大きさ以上に大事なのが、飼い主にとってペットが「家族」だという前提です。家族に毎日与える食事だからこそ、効果を過剰に約束する広告や、不安をあおる見せ方は敬遠されます。広告の役割は、効能を強く言い切ることではなく、「安心して続けられる理由」を渡すことに置かれます。ペット業界全体の広告設計は ペットのバナー広告完全ガイド にまとめています。
ペットフードの4つの目的区分で「言えること」が変わる

ペットフード広告を設計する前に、自社の商品がどの区分かを確認します。公正競争規約では、ペットフードを目的で4つに分けています(ペットフード公正取引協議会)。
- 総合栄養食: 毎日の主要な食事。その成長段階で健康を維持できるよう栄養素を調製したフード
- 間食(おやつ・スナック): おやつやしつけのごほうびとして与えるもの
- 療法食: 獣医師の指導の下で、疾病時の栄養サポートを目的に成分を調整したもの
- その他の目的食: 特定の栄養調整・カロリー補給・嗜好増進が目的で、主食にはならないもの
この区分で「言えること」が変わります。とくに療法食は獣医師の指導が前提のため、一般の総合栄養食の広告で「病気に効く」ような見せ方を借りると、区分を超えた表現になります。区分を最初に確認し、その枠で言える範囲に訴求をそろえるのが出発点です。
ペットフードの飼い主の3つの検討段階

同じペットフードの広告でも、届けたい相手の検討段階で設計が変わります。段階ごとに刺さる言葉が変わります。
- 情報収集層: 新しく迎えた・そろそろフードを見直したいと、なんとなく調べ始めた段階。「子犬用」「シニア用」など、ライフステージの選択肢で関心をつくります
- 切り替え検討層: 今のフードに不満(食いつき・体重・お腹の調子など)があり、「ドッグフード おすすめ」で比較している段階。素材や設計の違いを正確に見せます
- こだわり比較層: すでに何かを与えていて、原材料・製法・産地で比較する段階。透明性と一貫した情報が決め手になります
一枚のバナーで3段階すべてを狙わず、段階に合わせて面と訴求を絞ると、無駄打ちが減ります。
ペットフード広告の土台になる2つのルール(安全法・公正競争規約)

ペットフードの広告は、見せ方の工夫の前に、パッケージと広告の表示という土台があります。土台は2つで、法律の「ペットフード安全法」と、業界がつくった「ペットフードの表示に関する公正競争規約」です。ここを取り違えると、必要な表示を落としたり、逆に言える範囲を狭く自主規制して訴求を弱めたりします。
ペットフード安全法 — 表示義務は5項目

ペットフード安全法(愛玩動物用飼料の安全性の確保に関する法律)は、農林水産省などが所管する法律です。ペットフードには、日本語で次の5項目を表示することが義務づけられています(農林水産省)。
- 名称(犬用・猫用が分かるように)
- 賞味期限(年月日または年月)
- 原材料名(添加物も含め、使用したものを表示)
- 原産国名(最終加工工程を完了した国)
- 事業者名及び住所(製造・輸入・販売業者の氏名または名称と住所)
バナー1枚にこの5項目を全部載せるわけではありません。大事なのは、バナーで見せた印象と、商品パッケージや販売ページの表示が食い違わないことです。とくに「国産」を打ち出すなら、原産国名の表示と一致しているかを必ず確認します。
公正競争規約 —「総合栄養食」を名乗る条件と追加の表示

公正競争規約は、ペットフード公正取引協議会が定める業界の自主ルールです。安全法の5項目に加えて、目的・内容量・与え方(年齢や体重別の1日の給与量と回数)・成分(たんぱく質・脂質・粗繊維・灰分・水分の割合)などの表示が求められます(ペットフード公正取引協議会)。
とくに注意したいのが「総合栄養食」という表示です。これは、その成長段階で必要な栄養基準を満たしたフードにだけ使える言葉で、成長段階(子犬用・成犬用など)の表記もセットで必要になります。基準を満たさない商品を「総合栄養食」と見せたり、主食にできるかのように誤認させたりする表示はできません。「主食として毎日これだけで」と言えるかどうかは、この区分と基準で決まります。
ペットフード広告でNGになる表現(薬機法・公正競争規約)

土台の表示を押さえたら、次は広告表現のNGラインです。ペットフード広告は、食品の枠を超えて医薬品的な効能に触れると事故が起きやすくなります。とくに「病気が治る」系の効能・根拠のない強調表示・最上級や推奨表示の3つを押さえます。
「病気が治る」「予防」はNG — 療法食との線引き

ペットフード広告で最も多い事故が、「これを食べれば病気が治る」「◯◯を予防する」とうたってしまうことです。ペットフードは食品であり医薬品ではないため、薬機法に基づく動物用医薬品の効能効果、またはこれと同じような効能効果を、標榜したり暗示したりする表示は認められていません(ペットフード公正取引協議会)。「関節に効く」「アレルギーが治る」「涙やけが治る」といった表現は、この医薬品的効能にあたります。
ここでカギになるのが、療法食との線引きです。疾病の治療をサポートするフードは「療法食」に区分され、獣医師の指導の下で与えられるものです。一般に販売する総合栄養食やその他の目的食の広告で、療法食のような治療効果を借りて見せると、区分を超えた表現になります。医薬品的な効能を軸にしない、と最初に決めておくのが事故を防ぐ近道です。健康食品でも同じ考え方が働くので、健康食品・サプリメントの広告 もあわせて参考になります。
「無添加」「国産」「ヒューマングレード」— 根拠なき強調に注意

効能以外にも、言いたくなる強い言葉ほど根拠が問われます。「無添加」は、何を添加していないのかを明確にし、実際にそのとおりでなければ優良誤認になりえます。「国産」は原産国名の表示と一致している必要があり、最終加工工程を行った国が実際と違えば原産国の誤認表示になります(ペットフード公正取引協議会)。
「ヒューマングレード」「グレインフリー」なども、事実の範囲で使うのは問題ありませんが、それがあたかも健康効果や安全性の保証であるかのように見せると、実際より著しく優良と誤認させる表示に近づきます。小さな注釈を添えれば強い表現が許される、というわけではありません。言える事実を正確に見せることが、結果的に事故を防ぎます。
「No.1」「特選」「獣医師推奨」— 最上級・推奨表示とけなし表示

「No.1」「最高級」「特選」「特級」といった最上級の表現は、客観的な根拠(いつ・どの調査に基づくか)を示せなければ使えません(ペットフード公正取引協議会)。「獣医師推奨」のような推奨表示も、推奨の事実がないのに見せることはできません。
もう一つ気をつけたいのが、他社をおとしめる「けなし表示」です。科学的な根拠なく、他社のフードを「安全ではない」「病気になりやすい」と見せる比較はできません。自社を上げるために他社を下げる見せ方ではなく、自社の事実で選ばれる設計に寄せます。
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「効能をうたわず」選ばれるペットフード広告の訴求5パターン

NGラインを押さえた上で、事実の範囲で選ばれる訴求を整理します。効能に頼らなくても、愛犬・愛猫の毎日に寄り添う価値は十分に伝えられます。ペットフード広告で反応が出やすいのは、次の5型です。1枚に全部を詰めず、検討段階に合わせて1〜2軸に絞るのがコツです。
パターン1: 原材料・素材型(国産素材・グレインフリー・素材の質)

こだわり比較層に効く、いちばん直球の型です。「国産の鶏肉を使用」「グレインフリー」「着色料・香料の使用状況」など、使っている素材や配合を事実として見せます。原材料名の表示と一致していること、「無添加」なら何を添加していないかが明確なことが前提です。
効果の言い切りではなく、「何でできているか」を正確に見せるのがこの型の勘所です。素材の写真やシズル感で「おいしそう・良さそう」を伝えつつ、区分(総合栄養食など)と成長段階を添えると、比較段階の飼い主に届きます。
パターン2: ライフステージ・体格型(子犬・シニア・小型犬・体重管理)

犬猫は年齢や体格で必要な栄養や粒の大きさが変わるため、相手を絞るほど刺さります。「子犬用」「シニア猫用」「小型犬用の小粒」「体重が気になる子に」など、ライフステージと体格で設計を分けます。情報収集層が「うちの子に合うのはこれ」と気づく入口になります。
ここで「体重が気になる子に」と書く場合も、痩せる・治療するといった効能ではなく、「毎日の食事の選択肢」として見せます。総合栄養食であれば、その成長段階の表記とセットにすると、主食として選びやすくなります。
パターン3: 食いつき・嗜好性型(食いつき・香り・素材の風味)

「食が細い」「今のフードを食べてくれない」という悩みに直結する型です。「食いつきのよさ」「香り立ち」「素材本来の風味」など、実際に試した飼い主が実感しやすいポイントを見せます。切り替え検討層の「変えてみようかな」を後押しします。
嗜好性は主観に寄りやすいので、「必ず食べる」と言い切るのではなく、「香り」「粒の形状」「ウェットのトッピング」といった具体で伝えます。動画やGIFで食べるシーンを見せると、SNSで反応が伸びやすい訴求です。
パターン4: 安心・製造背景型(国内工場・品質管理・原材料の透明性)

家族に毎日与えるものだからこそ、「どこで・どう作られているか」の安心が効きます。「国内の自社工場で製造」「原材料の産地を公開」「製造ロットの管理」など、背景の透明性で信頼を渡す型です。こだわり比較層と、はじめて選ぶ情報収集層の両方に効きます。
ここでも「安全だから病気にならない」といった効能の暗示は避け、事実(製造体制・情報公開の姿勢)で語ります。安心は、強い言葉ではなく、正確で一貫した情報から生まれます。バナーでの見せ方は バナーデザインのコツ も参考になります。
パターン5: 悩み・目的別型(毛づや・お腹の調子・水分補給を「健康維持」の範囲で)

「毛づやを保ちたい」「お腹の調子が気になる」「水分をとってほしい」といった、飼い主の日常の気づきに寄り添う型です。ただし、これらは「治す・改善する」と書くと医薬品的効能に踏み込みます。あくまで「健康維持のための毎日の食事」という範囲で、目的に合った設計を紹介します。
たとえば「お腹の調子」なら「消化にやさしい原材料設計」、水分なら「水分がとれるウェットタイプ」のように、効能ではなく食事の特徴として見せます。悩みに寄り添いつつ、言える範囲を守るのがこの型のむずかしさであり、勘所です。
媒体別の配信設計 — SNS・検索/ディスプレイ・EC/定期購入

同じペットフードの広告でも、出す面によって役割とサイズが変わります。潜在層に気づかせるSNS、探している層を取る検索・ディスプレイ、購入とリピートにつなげるEC・定期購入を、目的で使い分けます。サイズや審査は配信前に各媒体の最新ヘルプを必ず確認してください。
SNS(Instagram・TikTok)— かわいさ×食いつきで潜在層に

情報収集層や切り替え検討層に届ける中心はSNSです。犬猫の写真や、おいしそうに食べる動画は、ペットフードと相性がよく、保存・シェアで広がりやすいのが特徴です。効能を語るより、「うちの子にも食べさせたい」と思ってもらう役割に向いています。
推奨サイズはMetaの公式ガイドに基づきます(Meta Business Ads Guide)。フィードは正方形と縦長、ストーリーズ・リールは全画面の縦型を使い分けます。TikTokやリールでは縦型全画面が基本です。食いつきのシーンは、最初の1秒で伝わる大きさで見せます。
| フォーマット | 推奨サイズ | アスペクト比 |
|---|---|---|
| Instagramフィード | 1080×1350px | 4:5 |
| Facebookフィード | 1080×1080px | 1:1 |
| ストーリーズ/リール | 1080×1920px | 9:16 |
検索・ディスプレイ —「ドッグフード おすすめ」の顕在層を取る

「ドッグフード おすすめ」「キャットフード 無添加」で調べる切り替え検討層には、検索広告とディスプレイが効きます。すでに見直しを始めた層に、商品ページや比較記事を届けられます。Googleディスプレイ(GDN)で配信量が多い定番サイズは、レクタングルの300×250、ビッグバナーの728×90、モバイルバナーの320×50の3つです(Google広告ヘルプ)。
| サイズ | 名称 | 用途 |
|---|---|---|
| 300×250px | レクタングル | 最も掲載面が多い |
| 728×90px | リーダーボード | PC上部 |
| 320×50px | モバイルバナー | スマートフォン |
この層は複数のフードを比較しているので、素材・区分・価格を正確に、他社と並んでも選ばれる形で見せます。バナーの基礎から確認したい場合は バナー広告の基本 が入口になります。
EC・定期購入(D2C)への導線 — LTVで回収する

ペットフードは毎日消費し、切り替えると継続しやすい商品です。だから初回のCPAだけでなく、定期購入まで含めたLTVで採算を見るのが基本になります。「初回◯%オフ」「定期便で毎回お届け」といったオファーは、初回のハードルを下げつつ継続につなげる設計です。
自社のECやD2Cで売る場合は、SNSで認知をつくり、検索で刈り取り、定期購入で回収する流れになります。世界観で継続してもらうD2Cの設計は D2Cブランドの広告 に、食品全般のシズルの見せ方は 食品・飲料のバナー広告 にまとめています。
「訴求×媒体×サイズ」で勝ち筋を検証する制作フロー

ここまでの要素をまとめると、ペットフードの広告制作は次の順番で進めると迷いません。
- 区分と検討段階を決める: 総合栄養食・間食・その他の目的食のどれか、情報収集・切り替え・こだわりのどこを取りにいくかを決める
- 言える範囲を確認する: 病気が治る・予防などの医薬品的効能を外し、無添加・国産・No.1の根拠と表示の一致を確認する
- 訴求を1〜2軸に絞る: 素材・ライフステージ・食いつき・安心・悩み別の5型から選ぶ
- 段階で面を選ぶ: 潜在層はSNS、比較層は検索、購入はEC・定期購入の導線へ
- 媒体サイズに展開する: GDN3サイズ・Metaの4:5/1:1/9:16へ、媒体審査も確認する
- 複数パターンを作って配信で比べる: 素材推し・食いつき推し・安心推しを同時に出し、反応の良い訴求に寄せる
この6つ目、「複数パターンを作って比べる」が実務では一番効きます。ただ、手作業だと訴求3案×媒体3面×サイズ数だけで数十枚になり、現実には数パターンで止まりがちです。ここが自動化の効きどころになります。
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Taskyでペットフードの広告バナーを量産する

Tasky は、URLを入れるだけで広告バナーを生成するAIエージェントです。商品ページのURLを入れると、訴求の設計からデザイン、サイズ展開までを数分で用意します。ペットフードの広告のように、区分や表示を守りながら訴求パターンとサイズを大量に検証したい用途と相性がよいツールです。
制作単価は1枚あたり約45円〜で、外注(1枚5,000〜30,000円)と比べておよそ1/50に抑えられます。サイズ展開は、外注だと1枚あたり+2,000〜5,000円かかるところ、マジックリサイズで主要サイズへ自動展開できます。月間の生成目安は180〜1,100枚で、素材推し・食いつき推し・安心推しといった訴求別パターンを一度にそろえられます。
導入事例では、同じ時間でバナー制作量が4倍(工数75%削減)になった例や、内製化でCPAが外注比1/3に改善した例があります。検証できる訴求の数が月3〜5パターンから月30〜50パターンに増えたことで、勝ち筋の訴求を早く見つけられるようになった、という変化が共通しています。生成物は、「病気が治る・予防」などの医薬品的効能や、根拠のない「無添加」「No.1」を含まないよう、掲載前に安全法・公正競争規約との照合を必ず行ってください。バナー制作の全体像は バナー広告の作り方 にまとめています。
よくある質問
Q. ペットフードの広告で「病気が治る」「予防できる」と書けますか?
書けません。ペットフードは食品であり医薬品ではないため、薬機法に基づく動物用医薬品の効能効果、またはこれと同じような効能効果を標榜・暗示する表示は認められていません(ペットフード公正取引協議会)。「関節に効く」「アレルギーが治る」「涙やけが治る」などは医薬品的効能にあたります。疾病の治療をサポートするのは、獣医師の指導の下で与える「療法食」の区分です。一般に売る総合栄養食やその他の目的食の広告では、治療効果を軸にせず、毎日の食事としての価値を見せます。
Q. ペットフードの広告で「総合栄養食」と書く条件は?
「総合栄養食」は、その成長段階で必要な栄養基準を満たしたフードにだけ使える表示です(ペットフード公正取引協議会)。成長段階(子犬用・成犬用など)の表記もセットで必要になります。基準を満たさない商品を「総合栄養食」と見せたり、主食として毎日これだけでよいかのように誤認させたりする表示はできません。間食(おやつ)やその他の目的食は主食にはならないため、「主食に」と見せると区分を超えた表現になります。
Q. 「無添加」「国産」「獣医師推奨」は広告に使えますか?
事実であれば使えますが、根拠と表示の一致が前提です。「無添加」は何を添加していないかを明確にし、実態と一致している必要があります。「国産」は原産国名の表示(最終加工工程を完了した国)と一致していなければ原産国の誤認表示になります。「獣医師推奨」「No.1」「特選」などは、推奨の事実や客観的な調査根拠を示せなければ使えません(ペットフード公正取引協議会)。強い言葉ほど根拠が問われると考えて、掲載前に確認します。
Q. ペットフードの広告はどの媒体・サイズで作ればよいですか?
検討段階で決めます。潜在層や切り替え検討層にはSNS(Instagram等)が相性よく、Metaは正方形1080×1080や縦型1080×1350、全画面1080×1920が基本です。「ドッグフード おすすめ」で探す顕在層にはGDNの300×250・728×90・320×50が定番です。ペットフードは継続購入する商品なので、SNSで認知、検索で刈り取り、EC・定期購入で回収する役割分担で考えると設計しやすくなります。
まとめ
ペットフードの広告は、食品の枠の中で、家族としてのペットに安心を渡すことが役割です。掲載前に押さえるポイントを整理します。
- 食品の枠で設計する: 犬猫は合わせて約1,595万頭(2024年)。家族に毎日与えるものだからこそ、効能で不安をあおらず安心で選ばれる
- 土台は2つのルール: ペットフード安全法の表示5項目(名称・原材料名・賞味期限・原産国名・事業者名住所)と、公正競争規約の目的・成分などの表示
- NG表現を外す: 「病気が治る・予防」などの医薬品的効能、根拠なき「無添加」「国産」「No.1」、けなし表示に注意
- 訴求は5型から1〜2軸に絞る: 素材・ライフステージ・食いつき・安心・悩み別。効能ではなく食事の特徴で見せる
- 媒体で役割分担: SNSで気づかせ、検索で顕在層を取り、EC・定期購入でLTVを回収する
訴求とサイズのパターン出しは、手作業だと数パターンで止まりがちです。Tasky なら URL を入れるだけで訴求別・媒体別のバナーをまとめて用意できます。7日間無料トライアル から試してみてください。



