三重で広告代理店を探すと、津・四日市を中心に地場の会社が数多く出てきます。鈴鹿・松阪・伊勢・桑名・名張まで含めると数はさらに増え、どこへ頼むか絞りにくいのが正直なところです。「新聞やテレビに強い地元の会社か、Web運用が得意な会社か」「費用が比較しづらい」という声を現場でよく聞きます。この記事では三重の広告代理店を主要な12社に絞り、費用・強み・向き不向きを整理しました。あわせて、自社で運用する選択肢まで三重の企業目線でまとめます。

この記事でわかること

  • 三重広告代理店を選ぶ3つのポイント(地場かWeb特化か・費用体系・業種実績)
  • 三重で代理店に頼むときの費用相場(初期費用・月額手数料・制作費)
  • 津・四日市・鈴鹿・松阪・伊勢の主要な代理店の特徴と向き不向き
  • 代理店に頼むか、AIで自社運用するかの判断基準
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三重広告代理店を選ぶ3つのポイント

三重の広告代理店を選ぶ地場かWeb特化か・費用体系・業種商圏実績の3つの判断軸を三重県の輪郭上に並べた俯瞰図

三重広告代理店を比較するとき、先に押さえておきたいポイントが3つあります。地場かWeb特化か、費用体系、業種実績の順に見ていきます。

① 地場・マス媒体型か、Web運用特化型か

地場・マス媒体型は新聞やテレビで商圏を面で覆い、Web運用特化型は検索とSNSを数字で追うという2タイプの違いを左右で対比した図

三重の代理店は、大きく2タイプに分かれます。ひとつは新聞・テレビ・ラジオ・折込チラシまでまとめて任せられる「地場・マス媒体型」です。三重県内の商圏で認知を取りたい小売・サービス業や、店舗の集客・イベント告知に効きます。三重は中日新聞・伊勢新聞や三重テレビが今も届きやすく、折込やポスティングでエリアを絞った販促もしやすい市場です。

もうひとつは、Google広告やSNS広告の運用に軸足を置く「Web運用特化型」です。少額から成果を数字で追いたい企業や、BtoB・EC・採用の集客に向いています。まずは自社の目的が「広く知ってもらう」なのか「今すぐ問い合わせを増やす」なのかを決めると、候補が絞れます。

② 費用体系(手数料率・初期費用)を確認する

手数料は広告費の20%が基準だが下限料金が付くため、予算が小さいほど実質の負担率が上がる仕組みを示した図

運用型広告の代行では、手数料は広告費の20%が業界の基準です(Cyber Horn)。ただし三重の会社では、この定率に「下限料金」や「定率か定額の高いほう」といった最低料金を組み合わせることが多く、広告費が小さいうちは実質の負担率が上がります。手数料の考え方そのものは広告代理店の手数料の仕組みで整理しています。手数料率だけでなく、初期費用・最低出稿額・制作費が別建てかまで確認しましょう。見積もりでは「総額でいくらか」を必ず出してもらうのが失敗しないコツです。

③ 業種・媒体実績のマッチングを確認する

三重の観光・製造業・モータースポーツ・特産品といった業種を、得意な媒体と線でつないでマッチングを示したイラスト

三重は、伊勢志摩の観光・宿泊、四日市の製造業、鈴鹿のモータースポーツ関連、松阪牛や伊勢茶といった特産品まで業種の幅が広い県です。県外・全国から集客したい観光・特産品と、地元の店舗集客では、訴求もクリエイティブの方向性もまったく異なります。提案時は「自社と近い業種・商圏の事例を見せてください」と必ず聞き、狙う媒体(リスティング・SNS・新聞/折込併用)と代理店の得意分野が合っているかも確認します。県北の四日市・桑名と、県南の伊勢・志摩で商圏が離れる三重では、狙うエリアに強い媒体を持つ代理店かどうかが特に効きます。

三重で広告代理店に頼む費用相場

初期費用・月額運用手数料・最低出稿額・制作費という4項目に分解した三重の広告代理店の費用相場の積み上げ図

三重広告代理店に依頼するコストは、大きく次の4項目に分解できます。

費用項目相場の目安
初期費用(設定・アカウント開設等)無料〜15万円
月額運用手数料広告費の2割前後(下限あり)
最低出稿額(広告費)会社により設定なし〜月数万円
バナー・LP制作費別途・バナー2〜3万円/LP27万円〜

手数料は広告費に対する定率が基本で、広告費が月30万円なら手数料は6万円前後(およそ2割)が目安です。ただし三重の会社の多くは、この定率に下限料金や「定率か定額の高いほう」という最低料金を組み合わせています(各社の具体的な料金は後述の比較表にまとめました)。広告費が20万円を切るうちは、下限料金のほうが効いて負担率が2割を超える点に注意しましょう。

初期費用は無料から15万円程度まで幅があります(Cyber Horn)。鈴鹿市のクイックリーのように契約期間の縛りや最低出稿額を設けない会社もあり、小さく始めたい企業でも相談しやすくなっています。新聞・折込・テレビ・ラジオは媒体ごとの料金プランになるため、地場の総合代理店に「媒体別の枠と概算」を見積もってもらうのが早道です。

見落としがちなのが制作費です。バナーやLPの制作は手数料と別に請求されることが多く、三重の会社でもバナー1枚は数万円、LPは数十万円という料金が公開されています(各社の料金は後述の比較表)。外注では静止画が1枚10,000〜30,000円、サイズ展開だけでも+2,000〜5,000円かかり(Tasky 社内の外注コスト実績)、枚数がかさむほど広告予算を圧迫します。

三重広告代理店【地場・総合型】

1社の総合代理店から新聞・テレビ・ラジオ・折込・屋外看板の地域メディアへ放射状に広がる地場総合型の役割を示す俯瞰図

まずは、新聞・テレビ・ラジオ・折込チラシなど地域メディアも含めてまとめて任せられる、地場の総合型の代理店です。

株式会社神広エージェンシー(津市・四日市市)

ラジオ・テレビ・新聞・屋外看板の県下四大媒体を1社で束ね、県内全域の新聞配布網へ広げる総合広告社を示したイラスト

津市と四日市市に事務所を構え、ラジオ・テレビ・新聞・屋外看板・折込という県下四大広告媒体をまとめて扱う総合広告社です(イールドマーケ)。三重県内の全新聞販売店と契約し、津松菱や宮崎本店などの実績を持ちます(Cyber Horn)。マス媒体で県内の認知を取りたい企業に向いています。

株式会社アサプリ(桑名市・津市)

60年以上の歴史と2,500社超の取引を積み重ね、マス媒体とデジタルの両輪を一貫して回す総合広告代理店を示したイラスト

桑名市に本社、津市に三重支社、名古屋にも支社を持つ総合広告代理店です(Cyber Horn)。60年以上の歴史を持ち、1年間の取引企業は2,500社を超えます(イールドマーケ)。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌からWeb・SNS・交通・屋外まで一貫して扱い、X(旧Twitter)広告の認定代理店でもあります。マス媒体とデジタルをまとめて相談したい企業に向いています。

株式会社アド三愛(四日市市)

四日市本社と4支社で三重全域をカバーし、求人広告に強い地域密着型代理店を三重県の地図上に示したイラスト

四日市市に本社を置き、桑名・鈴鹿・津・松阪に支社を持つ地域密着型の会社です(イールドマーケ)。1967年創業で求人広告に強く、新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・インターネット広告・フリーペーパーを扱います。三重県全域をカバーするため、複数エリアで採用・販促を展開したい企業に向いています。

株式会社ワンピース(津市)

紙・Web・屋外・交通・映像・SNS・イベントの多媒体を1つの企画から束ねて広げる総合広告会社を示したイラスト

津市を拠点に、紙・Web・屋外・映像まで幅広い媒体を扱う総合広告会社です(Cyber Horn)。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌に加え、屋外看板・交通広告・SNS活用・イベントやキャンペーンの企画まで対応します。媒体をまたいで販促をまとめたい企業に向いています。

株式会社企画室新広(伊勢市)

ロードサイドの大型看板やビル壁面サイネージなど、屋外広告に特化した専門性を街道の看板の連なりで示したイラスト

伊勢市を拠点に、屋外広告・看板制作に特化した会社です(イールドマーケ)。60年以上の歴史を持ち、屋外広告士の資格保有者が在籍、三重県内に自社管理の看板物件を多数持ちます(Cyber Horn)。ラジオ・Web広告も扱い、ロードサイド店舗や観光施設など、屋外での露出を軸に集めたい業種に向いています。

株式会社アド・ビジョン(津市)

映像制作のフィルムとCI・VI設計のロゴ骨格を1本の線でつなぎ、動画とブランド設計を一貫して手がける会社を示したイラスト

津市を拠点に、動画・映像制作を強みとする総合広告会社です(イールドマーケ)。テレビCM・Web広告・SNS広告・印刷物・屋外広告を扱い、CI・VI設計と連動したブランディングに定評があります。旭美容専門学校やボルボ カーズ松阪などの実績を持ちます(Cyber Horn)。映像やブランド設計から一貫して任せたい企業に向いています。

### 制作費が予算を圧迫している場合

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三重広告代理店【Web・運用特化型】

Web運用特化型は手数料体系が似ていて、差は対応媒体と制作費に出ることを運用画面を中心に対比した図

次に、リスティングやSNSなど運用型広告のデジタル施策に軸足を置く代理店です。この型の三重の会社は料金体系がよく似ていて、差は対応媒体と制作費に出ます。主要な会社の料金を先に整理します。

会社(所在地)初期費用運用手数料制作費の例
infini(津市)55,000円広告費の20%(下限も同額)都度見積
ベイス(四日市市)要問合せ20%または4万円の高いほうバナー19,800円〜・LP275,000円〜
クイックリー(鈴鹿市)縛りなしinfiniと同水準(下限あり)バナー30,000円・動画50,000円〜

Cyber Horn。料金は変動するため、依頼前に必ず最新の見積もりを取ってください)

株式会社infini(津市)

検索結果のテキスト広告から地域曜日デバイスのターゲティング、効果測定レポートへと続くリスティング運用の流れを示したイラスト

津市を拠点に、リスティング広告の正規代理店として運用を手がける会社です(イールドマーケ)。Google広告・Yahoo!広告・SNS広告に対応し、地域・曜日・デバイスごとのターゲティングと効果測定レポートを持ち味とします。料金は上表のとおりで、アカウント初期費用と下限料金が明快です(Cyber Horn)。中小企業や運用初心者のサポートに向いています。

株式会社ベイス(四日市市)

LINE公式アカウント運用と自動化フロー、週次レポートで伴走するデジタル特化型代理店を示したイラスト

四日市市を拠点に、デジタル広告に特化した会社です(Cyber Horn)。LINE公式アカウントの店舗向け認定パートナーに三重県で唯一選ばれ、500社以上の取引実績と自社開発のマーケティングオートメーション「スマケ!」を持ちます(イールドマーケ)。運用手数料や制作費は上表のとおりで、リスティングテキスト作成から対応します(Cyber Horn)。毎週のレポートと改善提案で伴走してほしい企業に向いています。

株式会社クイックリー(鈴鹿市)

契約期間や最低出稿額の縛りがなく、少額から透明な料金で始められるスモールスタート型の運用を示したイラスト

鈴鹿市を拠点に、リスティング広告とSNS広告に特化した会社です(Cyber Horn)。Google広告・Yahoo!広告の正規パートナーで、契約期間の縛りや最低出稿額を設けず、スモールスタートに対応します。代行費・制作費を上表のとおり公開しており、透明性の高い運用を掲げています。少額から数字を見ながら始めたい企業に向いています。

株式会社AMAOTO(桑名市)

WordPressサイト制作とSEO、Web広告やSNS広告をまとめて一貫して手がける会社を示したイラスト

桑名市を拠点に、WordPressサイト制作とSEO対策を軸にWeb広告まで手がける会社です(イールドマーケ)。自社にクリエイティブ部隊を持ち、Web広告・SNS広告(Facebook・Instagram・X・LINE)に対応します。サイト制作と広告運用をまとめて相談したい企業に向いています。

株式会社Twelve.UL(四日市市)

縦型スマホのショート動画を主役に、写真動画デザインを内製して若年層に届けるSNS特化型代理店を示したイラスト

四日市市を拠点に、TikTok・Instagram広告に強い会社です(イールドマーケ)。写真・動画・デザインを内製し、採用・販促・ブランディングを一貫して支援します(Cyber Horn)。ショート動画やビジュアル訴求で若い層に届けたい企業に向いています。

株式会社エフ・ファクトリー(名張市)

三重県南西部の名張・伊賀エリアでリスティング・SNS・HP制作・SEOを少額から支援する会社を地図上に示したイラスト

名張市を拠点に、リスティング広告・SNS広告・ホームページ制作・SEO対策を扱う会社です(ブランディングワークス)。予算やWebサイトの規模、業種に応じて最適なプランを提案します。県南西部の伊賀・名張エリアで、少額のWeb運用から相談したい企業に向いています。

そのほかの選択肢

多数の代理店候補を得意媒体・予算規模・業種商圏の3つのフィルターで数社に絞り、相見積もりを取る流れを示した漏斗図

三重にはここで挙げた以外にも、三重テレビ放送の完全子会社でテレビ・ラジオ・イベントを扱う三重テレビエンタープライズ、四日市市で求人広告に特化する株式会社エイム、桑名市でSEOとネット広告を50,000円〜で手がけるfaith、伊勢市でWebコンサルと広告運用を49,900円〜で提供する合同会社松島ITコンサルティング、名古屋を拠点に三重にも対応し初期費用0円・手数料は広告費の2割前後(3段階)・最低出稿10万円〜で運用するサイバーホルンなど、複数の選択肢があります(イールドマーケCyber Hornブランディングワークス)。「得意媒体 × 自社の予算規模 × 業種・商圏の近さ」で候補を数社に絞り、必ず相見積もりをとって比較しましょう。隣県での選び方は隣県・岐阜の広告代理店の選び方も参考になります。

代理店 vs AI自社運用 — 三重の企業はどう選ぶか

代理店・AI自社運用・両者のハイブリッドという3つの選択肢を状況に応じて選ぶ判断を左右で対比した図

代理店に任せるか、AIツールで自社運用するかは、状況で判断します。

状況向いている選択
媒体知識がほぼゼロの立ち上げ期代理店(最初の3〜6か月)
新聞・折込・テレビ・ラジオも組み合わせたい地場の総合型代理店
クリエイティブの量産・検証回数が課題AI自社運用
バナー制作費が月20万円以上かかっているAI自社運用(制作コスト1/50)
運用は任せつつ制作費を下げたいハイブリッド(運用=代理店・制作=AI)

三重でも、代理店に頼むと「運用手数料と制作費は別料金」が基本です。手数料に下限が付く会社が多いため、広告費が小さいうちは制作費の圧縮が効いてきます。外注バナーの制作費が月数十万円かかるなら、制作だけを内製化し、代理店に運用と入札管理を任せる分業がコスト効率を高めます。

Tasky を導入した事業者では、デザインリソース2人月の削減と、CPA(獲得単価)が外注比で約1/3に改善した例があります(社内導入データ)。段階的な内製化は広告インハウス化ガイド、バナー制作の基本はバナー広告の作り方も参考にしてください。

よくある質問

Q. 三重広告代理店に頼むと費用はいくらかかりますか?

運用型広告の代行なら、運用手数料は広告費のおよそ2割前後が中心です。三重の会社では下限料金や「定率か定額の高いほう」といった最低料金が付くことが多く、広告費が月30万円なら手数料は6万円前後が目安です。初期費用は無料〜15万円、制作費は別請求が多いので、見積もりでは総額を確認しましょう。

Q. 三重で広告代理店を選ぶとき名古屋の会社も検討すべきですか?

三重は中京圏にあり、名古屋の代理店も物理的に近い距離にあります。ただし小回りや地元媒体の枠、三重の商圏理解では地場の三重広告代理店に分があります。テレビ・新聞の大型出稿は名古屋も含めて相見積もり、地元の折込・エリア販促や少額のWeb運用は三重の会社、と目的で使い分けるのが現実的です。

Q. 少額の広告予算でも三重広告代理店に依頼できますか?

依頼できます。鈴鹿市のクイックリーのように契約期間の縛りや最低出稿額を設けない会社もあり、小さめの予算でも始められます。ただし手数料に下限料金が付くと、広告費が小さいうちは負担率が上がります。制作を自社で巻き取るなど、費用対効果を意識した使い方が現実的です。

Q. 代理店を使いながら制作費だけ下げることはできますか?

できます。運用設計(ターゲティング・入札)は代理店に任せ、バナーなどのクリエイティブ制作はAIツールで内製化する分業が実用的です。制作費の削減分を媒体費に回せば、同じ予算でバナーの検証回数を増やせます。

まとめ — 三重広告代理店は「目的」と「商圏」で選ぶ

三重広告代理店について、要点を整理します。

  • 三重の広告代理店は、新聞・テレビ・折込に強い「地場・総合型」とデジタル運用の「Web特化型」に分かれる
  • 運用手数料は広告費の2割前後が相場。ただし下限料金などの最低料金が付く会社が多い
  • 地場・総合型は神広エージェンシー・アサプリ・アド三愛・ワンピース・企画室新広・アド・ビジョン
  • Web・運用特化型はinfini・ベイス・クイックリー・AMAOTO・Twelve.UL・エフ・ファクトリー
  • 認知重視なら地場、今すぐの獲得ならWeb特化。制作費が膨らむなら内製化も選択肢

どの代理店に頼むにしても、成果を分けるのはバナーの検証回数です。制作コストを下げた分だけ、より多くのパターンを配信できます。

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関連記事: 広告代理店の手数料の仕組み隣県・岐阜の広告代理店の選び方