広告費用の相場はいくら?媒体別の月額・CPC・CPM早見表【2026年版】

「広告を始めたいが、月にいくら用意すればいいのか分からない」。この悩みは、媒体ごとに費用の考え方が違うことから生まれます。リスティングは1クリックいくら、SNSは1,000回表示いくら、と課金の単位がそもそも別だからです。

広告費用相場は、媒体・課金方式・運用体制の3つで決まります。数字だけを並べても判断できないため、この記事では媒体別に「月額の目安」「CPC・CPM」「予算の決め方」を早見表で整理します。自社に必要な広告費のあたりを付けられる内容です。

この記事でわかること:

  • 広告費用相場を媒体別に比較した早見表
  • リスティング・ディスプレイ・SNS・YouTubeそれぞれの月額とCPC・CPM
  • 広告費が「媒体費+運用費+制作費」の3層でできている理由
  • 代理店の運用代行手数料の決まり方
  • 目標から逆算して予算を決める手順
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広告費用相場を媒体別に比較【早見表】

広告費用相場を媒体・課金方式・月額の観点で俯瞰した媒体別マトリクス図

結論から言うと、運用型のWeb広告は月10万円前後から始められ、本格運用では月30万〜50万円が一つの目安です。課金の単位は媒体によって変わるため、まず全体像を1枚の表で押さえます。

媒体別・費用相場の早見表

媒体別の課金方式・CPC/CPM・月額目安をまとめた費用相場の早見表
媒体主な課金方式CPC・CPMの目安月額予算の目安
リスティング(検索)クリック課金(CPC)CPC 50〜300円10万〜50万円
ディスプレイ(GDN/YDA)CPC / CPMCPC 50〜100円・CPM 数百円20万〜50万円
Meta(Instagram/Facebook)CPM / CPCCPC 40〜200円・CPM 500〜1,000円3万円〜(テスト)
LINECPM / CPCCPC 80〜150円・CPM 400〜650円5万円〜
X(旧Twitter)エンゲージ / CPCCPC 24〜200円5万円〜
TikTokCPM 中心CPM 200〜600円一定の配信量が前提
YouTube(動画)CPV / CPMCPV 3〜20円・CPM 300〜700円10万円〜

この早見表が、本記事の広告費用相場の基準になります。数値の出典は各媒体の相場をまとめたマーケティングログ・GEOCODE・くるみの各記事です。CPCはクリック1回あたり、CPMは1,000回表示あたり、CPVは動画視聴1回あたりの費用を指します。以降の各セクションでは、この表の背景と使い分けを解説します。

広告費は「媒体費+運用費+制作費」の3層

広告費が媒体費・運用費・制作費の3層で構成されることを示す積み上げ図

早見表の金額は、媒体に払う「媒体費」だけを見たものです。実際の総額には、これに運用費と制作費が乗ります。

  • 媒体費 — Google・Meta等のプラットフォームに支払う出稿費そのもの
  • 運用費 — 代理店に運用を任せる場合の手数料(媒体費のおよそ2割が中心)
  • 制作費 — バナーや動画などクリエイティブの制作費

代理店に依頼すると、「出稿費100万円」と聞いていても総額は130万〜150万円になることがあります(デジタルドロップ)。予算を組むときは、この3層を分けて考えるのが基本です。

リスティング広告の費用相場(検索連動型)

検索連動型リスティング広告のクリック課金の仕組みと月額相場の概要図

結論として、リスティングの広告費用相場は月10万〜50万円のゾーンが中心で、最も多いのは月30万円前後です。検索したキーワードに広告を出す仕組みで、クリックされたときだけ費用が発生します。

CPC(クリック単価)は業種やキーワードの競合度で大きく変わります(マーケティングログ)。目安は早見表の通りで、金融や不動産のように成約単価が高い業種ほど、CPCは上がりやすい傾向です。

予算の計算式(CPC × 想定クリック数)

平均CPC×想定クリック数でリスティング月額を逆算する計算式の図

リスティングの月額は、平均CPCと必要なクリック数から逆算できます。式はシンプルで、「平均CPC × 月間クリック数」です。

例えばCPC300円で月1,000クリックを集めたい場合、300円 × 1,000 = 月30万円が媒体費の目安になります(マーケティングログ)。ここに運用を代理店へ任せるなら、手数料として2割前後が加わります。まずテストで効果を見るなら月10万〜15万円を3ヶ月、成果が見えてから増やすのが現実的です。

ディスプレイ広告の費用相場(GDN・YDA)

ディスプレイ広告の配信面イメージとCPC・CPM2つの課金方式を示す概要図

結論として、ディスプレイの広告費用相場は、月額20万〜50万円が一つの目安です(クリエル)。Webサイトやアプリの広告枠にバナーを出す形式で、認知の獲得やリターゲティングに使われます。

課金はクリック課金とインプレッション課金の2つがあります。CPC・CPMの目安は早見表の通りで、CPMは1,000回表示あたり数百円が中心です(GEOCODE)。検索広告よりCPCは低めですが、購買意欲がまだ高くない層にも配信されるため、クリック後の成果はクリエイティブ次第で差が開きます。

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SNS広告の費用相場(Meta・LINE・X・TikTok)

Meta・LINE・X・TikTokの課金単位とユーザー層を横並びで比較したカード図

結論として、SNSの広告費用相場は月数万円のテスト運用から始められ、媒体ごとにCPC・CPMの水準が違います。ユーザー層と課金の単位が異なるため、目的に合わせて選ぶのが基本です。CPC・CPMの具体値は早見表を参照してください。

Meta(Instagram・Facebook)

Meta広告の費用水準とターゲティング特性をまとめた位置づけカード

MetaはCPC・CPMともに中位の水準で、テスト運用なら月数万円から始められます。本格運用では月30万円〜を確保すると成果が安定しやすいとされます(マーケティングログGEOCODE)。細かいターゲティングと画像・動画の相性がよく、商品訴求に向きます。

LINE

LINE広告の国内到達力と得意用途をまとめた位置づけカード

LINEは国内の到達力が高く、CPC・CPMは中位水準です(くるみGEOCODE)。店舗集客や既存顧客への配信に強い媒体です。

X(旧Twitter)

X広告のエンゲージ課金と拡散向きの特性をまとめた位置づけカード

Xはエンゲージメント課金と相性がよく、CPCの幅が広い媒体です(くるみ)。拡散との相性がよく、話題づくりやキャンペーン告知で使われます。

TikTok

TikTok広告の低CPMと縦型動画前提の特性をまとめた位置づけカード

TikTokはCPMが低めで、認知拡大を低コストで狙える媒体です(くるみ)。ただし配信の学習を進めるために一定の配信量が必要で、初期の予算は多めに見ておくと安定します。縦型動画が前提のため、クリエイティブの作り分けが成果を左右します。

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動画広告(YouTube)の費用相場

YouTube広告のCPVとCPM2つの課金方式と静止画から動画への展開を示す図

結論として、YouTube広告はCPV(視聴単価)中心で、スキップ可能なインストリーム広告が最も安く配信できます(マーケティングログ)。CPV・CPMの目安は早見表の通りです。

課金方式はフォーマットで変わります。スキップ不可の短尺やバンパー広告はCPM課金で、表示ベースで費用が発生します(マーケティングログ)。動画は制作の負担が大きい分、静止画バナーで訴求を検証してから動画に展開すると、無駄打ちを減らせます。

広告費用の予算の決め方と、費用対効果の高め方

広告予算を相場合わせではなく目標から逆算して決める考え方の対比図

結論として、予算は「相場に合わせる」のではなく「目標から逆算する」のが基本です。必要なコンバージョン数と許容できる獲得単価(CPA)が分かれば、必要な広告費が出ます。

目標CV数 × 目標CPA で逆算する

目標CV数×目標CPAで必要な広告費を逆算する計算式の図

例えば月に50件の申し込みを、1件5,000円の獲得単価で取りたい場合、5,000円 × 50 = 月25万円が広告費の目安になります。この数字を媒体別のCPC・CPMに当てはめると、どの媒体で何クリック・何表示が必要かが見えてきます。費用対効果を測る指標はROASとはで計算式から解説しています。

運用代行手数料は「広告費の2割」が中心

運用代行手数料が広告費の15〜25%・2割中心であることを示す相場帯の図

運用を代理店に任せる場合、手数料は広告費の15〜25%が相場で、2割前後が最も多い設定です。多くの代理店は「最低手数料」といった下限を設けています(デジタルドロップ)。広告費が小さいうちは、この下限が実質の負担率を押し上げる点に注意が必要です。

制作費という「隠れコスト」を下げる

制作費という隠れコストを氷山で示し内製化で検証回数を増やせることを表す図

見落とされがちなのが制作費です。バナーは外注で1枚5,000〜30,000円、サイズ展開でさらに1枚2,000〜5,000円が加わります(Tasky product.md)。媒体費を最適化しても、クリエイティブの検証量が足りなければ成果は頭打ちになります。

ここを内製化して制作コストを下げると、同じ予算でも検証回数を増やせます。制作費を抑える具体策は広告クリエイティブの費用削減、制作ツール自体の料金比較はAI広告制作の料金相場にまとめています。

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よくある質問

Q. Web広告の費用相場はいくらですか?

運用型のWeb広告費用相場は、月10万円前後から始められ、本格運用では月30万〜50万円が一つの目安です。リスティングは月10万〜50万円、ディスプレイは月20万〜50万円が中心で、SNS広告は月数万円のテストから始められます。目的と媒体で必要額は変わります。

Q. 広告は月いくらから始められますか?

SNS広告なら月3万〜5万円のテスト運用から始められます。まずは少額で配信し、反応の良い媒体・クリエイティブを見定めてから予算を増やすのが安全です。リスティングも月10万〜15万円を3ヶ月ほど回して効果を確認するのが現実的です。

Q. 広告代理店の運用代行手数料の相場は?

広告費の15〜25%が相場で、2割前後が最も多い設定です。多くの代理店は最低手数料の下限を設けています。広告費が小さいうちは制作費が別途加わることも前提に予算を組みます。

Q. 広告予算はどうやって決めればいいですか?

「相場に合わせる」のではなく、目標から逆算します。目標コンバージョン数 × 目標CPA(許容できる獲得単価)で必要な広告費が出ます。本記事の計算例も参考に、自社の目標値を当てはめてみてください。

まとめ

広告費用相場は、媒体・課金方式・運用体制の3つで決まります。最後に要点を振り返ります。

  • 運用型Web広告は月10万円前後から、本格運用は月30万〜50万円が目安
  • リスティングやディスプレイはクリック課金が中心で、CPCは早見表の水準が目安
  • SNSは媒体ごとにCPC・CPMの水準が違う(早見表で比較)
  • 広告費は「媒体費+運用費(手数料は広告費の2割前後)+制作費」の3層で考える
  • 予算は相場合わせではなく、目標CV × 目標CPAで逆算する

媒体費を最適化しても、成果を最後に伸ばすのはクリエイティブの検証量です。制作のボトルネックを外すことが、同じ広告費でより多くの成果を出す近道になります。